【カナダ移住体験談:カナダ人は現金を持ち歩かない?】

日本では、買い物や外出というと、必要と予測される金額を現金で持ち歩くことがほとんどでした。クレジットカードもありましたが、日本にいる時にはクレジットカードを使うのはオンラインショッピングやちょっと大きな買い物をする時だけで、日常生活はほとんど現金でした。

カナダに来てからもしばらくは現金を持ち歩いていたのですが、ある時からデビットカードを使うようになり、デビットカードを使うようになってからはほとんど現金を使わなくなりました。

デビットカードとは、いわゆる銀行のカードで、ATMで預金を下ろしたり預けたりする時に使うカードがデビットカードになります。お店で買い物をする時に、デビットカードをクレジットカードのような感覚で使い、暗証番号を入力することで、銀行の口座にある預金から直接引かれる仕組みです。なので、必要に応じてATMに行く必要もなく、給料が入った時のみ銀行に行き、チェックを預けて講座の預金を管理するだけで、あとはカードを持ち歩くだけで買い物をすることができるのです。

現金を持ち歩かなくなると、お財布の中はとてもすっきりします。お財布の中身は、デビットカードといつも行くお店のポイントカードだけになるので、ハンドバックの中で場所を取ることもありません。

デビットカードは、10年前カナダに移住してきたばかりの時には機械にスラッシュして暗証番号を入力して使っていました。これが少しすると、セキュリティ強化ということで、チップがカードに組み込まれ、機械の下からチップを入れて暗証番号を入力するタイプのものに進化、そしてさらにここ数年では、カードをPASMOやスイカのようにカードを機会にかざすだけで暗証番号の入力が不要なカードも出回っています。ただし、暗証番号を入力せずに使えるデビットカードは、盗難などに会った時の被害が恐ろしいので、暗証番号を入力しないで買い物ができるのは$100までとなっているようです。

便利なデビットカードですが、ファームで買い物する時などには現金とチェックのみしか使えない場合もごくまれにあるので、ローカルな場所に行く場合には事前の確認が必要です。

デビットカード