カナダの気候~冬~

カナダは、アメリカ大陸の中でも北にあることから、日本に比べると冬はかなり寒いものとなります。今年は暖冬だと言われていますが、それでも地域によっては11月下旬から―10度あたりまで下がる地域もあります。

カナダの気候は、西海岸と東海岸でも大きくことなります。西海岸の地域は比較的ドライで、東側に比べると暖かいのが特徴です。東海岸は、西側に比べると湿度が高く、気温がかなり下がります。寒い地域となると、冬の最低気温が―40度を下回ることもあります。そんなに気温の低いところで、どうやって人々は生活しているのか?と思ってしまいますが、寒い地域はそれなりに公共の交通機関が発達しています。

例えば、ケベック州のモントリオールでは、メトロと呼ばれる地下鉄が発達しており、市内を移動するのに地上を歩かなくても済むようになっています。気温がマイナス30度を下回る地域では、外に出ることは危険なことでもあるので、服装なども暖かいものがお店に並んでいます。

雪の量もカナダの冬は非常に多いことから、家が雪でつぶれることのないように、雪の多い地域の家の屋根は斜めになっているのも特徴です。

東側は特に気温も低く雪が多いのですが、西側に行くと、冬の気温や雪の量は東京とあまり変わらないという地域もあります。

今年は地球のあちこちで暖冬だと言われていますが、カナダの西側でも雪が降り始めています。今年は去年に比べると雪が降り始めるのは遅いのですが、いよいよ冬の到来です。雪が降ると、スノータイヤをつけていてもスリップをしたりなど、交通事故も増えるので車の運転には注意が必要なのです。

雪の夜道