【カナダ移住体験談】2021年カナダの年明け

あけましておめでとうございます!

カナダも無事に新年を迎えました。2020年は、新型コロナウイルスの影響により、世界中でこれまでとは異なる時間を過ごした方が多いと思います。

今年は良い年になりますように…。

今回は、カナダのお正月についてお伝えします。

カナダでは、クリスマスこそ盛大にお祝いするものの、お正月に関しては、バンクーバーやトロントなどの大都市でカウントダウンの花火が打ち上げられるなど、多少のイベントはありますが、年が明けてからは、いたって普通の日常です。

日本のような、お正月独特の雰囲気は全くなく、年が明けてもクリスマスの飾り付けが郊外の家々に残っていることもあり、「年明けしたっけ?」と思ってしまうこともあります。

そんなカナダのお正月は、日本のお正月とどのようなところが異なるのでしょうか?

正月休暇がない!

日本では年が明けてから、三が日(会社にもよるでしょうが)は正月休暇のため、お店でもお休みになるところがあります。

しかし、カナダでは1月1日のみ休日で、1月2日からは、多くのお店やビジネスが通常通り稼働します。

私はカナダに移住して10年以上が経っているので、さすがに慣れましたが、年明けの時期にのんびりした日本のお正月の話を聞くと、途端に恋しくなることもあります。

ただ、今年は1月1日が金曜日だったので、お正月のお休みはロングウィークエンドのような感じで、いつもよりも少しのんびりすることができました。

ほとんどのお店は1月2日からは通常通り営業していましたが、一部のサービスは4日からの稼働でした。

お年玉がない!?

お年玉は日本ならではの文化でしょうね…。

中国、台湾、ベトナムなど、アジア圏では似たような風習があるそうですが、カナダにはお年玉がありません。

お年玉をもらう立場である子供たちからすると「お年玉がないなんて!」と、ガッカリしそうですが、カナダではクリスマスに沢山のプレゼントをもらっている子供が多く、日本と比べてもプラスマイナスゼロ、といったところでしょうか?

寝正月!

日本では、初日の出を見るために、朝早く起きて山に登る人もいれば、1日は初詣に出かける人も多いですが、カナダでは新年に対する気持ちが日本とは違うこともあって(また、12月31日はカウントダウンのために夜遅くまで起きている人が多いため)、1月1日はお昼まで寝ていた!と言う人も多いようです。

日本でも今年はコロナの影響で、初詣や初売りなどに出掛けない人が多く、寝正月で迎えた人が多かったのではないでしょうか。

お正月にピザ!?

カナダでは、クリスマスにはターキーを食べる習慣がありますが、お正月に関しては、特別なものがありません。

元旦の夕食はピザだった!と言う人もいます。1月1日はのんびりする人が多いのですが、日本のように年末からおせちなどの食事を準備しておくことはないので、元旦の食事は「手軽なもの」になりがちです。

大掃除は春にする!

日本では、新年に気持ちを切り替えてスッキリ迎えたい人が多いので、多くの家庭で年末に大掃除が行われます。しかし、カナダの年末は大雪に見舞われて雪かきで忙しかったり、気温が下がるため室内にこもりがちです。

そのため、大掃除は年末ではなく、春にする家庭が多いようです。

春になると『Spring Cleaning』という言葉も耳にするようになり、春の大掃除の後に、ガレージセールをする家庭も多く見られます。

カナダでは、寒い冬が終わって、春の暖かい日差しと共に、気持ちも晴れて、活動的になる人が多くいます。

ポーラべアースウィム

昨年~今年にかけては、新型コロナウイルスの流行によって、多くのイベントがキャンセルされていますが、通常は元旦に『ポーラべアースウィム』というイベントが開催されます。

このイベントでは、寒い冬にも関わらず、水着でビーチへ行き、大勢の参加者が湖に入っていきます。さすがに長時間泳ぐ人はいませんが、氷も浮かぶ水の中に飛び込んだ後、走ってビーチに戻ってきます。

このイベントの目的は不明ですが、気温が寒い中、氷水に入ることは心臓への負担も大きいので、参加をする人は自己責任でしょう…。

なお、アメリカ、イギリス、オランダなどでも『ポーラべアースウィム』は開催されています。

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