【カナダ移住体験談】カナダのマスク事情(2021年7月)
7月からマスクがオプションに!
カナダでは7月に入ってから、遂にマスクの着用がオプションになりました!
これまでは、公共の場所&屋内の場合であれば、マスクの着用が義務付けられており、屋外でも公共の場所ではマスクを着用する人がほとんどでした。
去年、パンデミックが始まった頃は、マスクの着用が推奨されても、マスクに反対する人が多く、当時はマスクを着用しているのはアジア人くらいでした。しかし、2021年に入ってからは、感染者数が増加していたこともあり、マスクの着用が義務付けられるようになりました。
それ以来、カナダでも「マスクをつけていない人はいない」と思えるほど、マスクが浸透し、ファッションの一部として楽しむ人も増えていました。ショッピングモールでも、デザイン性に富んだ可愛らしいマスクを見かけるようになりました。
マスク着用義務の撤去は、多くの人が待ち望んでいたことだと思います。
しかし、面白いことに、実際にマスクの着用がオプションになっても、スーパーマーケットやショッピングモールでは、マスクをつけている人がほとんどです。なかには、マスクを着用しないで買い物をしている人もいましたが、義務でなくなった今でも、マスクをつけていない人がまるで悪いことをしているようにまで感じるほどでした。
習慣というものの恐ろしさを感じました…。
先週末、気温が高かったこともあって、私も思い切ってマスクを着用せずにスーパーマーケットに入りました。1週間前に比べると、マスクをつけていない人は増えているようにも見えたのですが、久しぶりにマスクなしでお店に入ることは相当な勇気が必要で、罪悪感も抱きました。
そのスーパーマーケットでは、マスクをつけていない人もいたのですが、その後、アジア系のお店に入ると、マスクをつけていないのは私だけ!!という状況になり、罪悪感はピークに達しました…。
マスクを着用しなくて良くなったら口紅を楽しむことができる!と楽しみにしていたのですが、心から楽しめるのはもう少し先のことになりそうです。
1日の感染者数
カナダのブリティッシュコロンビアでは、去年の秋から1日の感染者数が増え始め、多い時には1日800人~900人前後にまで上がっていました。
2020年末からコロナワクチンの接種が始まり、現在では12歳以上の居住者は、特別な理由がない限り、ワクチンを受けている状態になっています。その影響もあって、1日の感染者数は激減しており、現在では新規感染者数が1日40人~70人ほどと、桁が大きく変わりました
2回目の予防接種を受ける人も増えており、これから先、さらに感染者数が減少して行くのではないか?と思われます。ちなみに、カナダでは2021年9月には、12歳以上のカナダ居住者はワクチンの接種を終了している状態になることを予測しています。
これにあたり、現在まだ残っているコロナ対策の規制もかなり緩くなることが見込まれており、国内での生活はほぼ平常通りになりそうです。
ただし、世界ではまだまだ感染者数が多い国もあり、観光の受け入れはまだ目処が立ってない様子です。学生やワークビザなどカナダに長期間滞在する予定がある人に関しては、入国が許可されています。
マスクの価格が激安に!
カナダでは、ショッピングモールなどでも可愛らしいマスクが販売されるようになりましたが「マスクの着用が義務ではなくなる」と発表されてから、あちこちのお店でマスクの価格が激安になりました。
これまで1つ10ドル(1000円)ほどだったマスクが、現在では2ドル(200円)ほどで販売されています。
公共の場所でのマスク着用はオプションになりましたが、職場によっては、まだまだマスクを使う人も多いので、今が購入のチャンスかもしれません。
私自身も仕事でマスクを使いますが、洗濯などをしても、ある程度の数が必要になるので、複数枚のマスクを用意しています。マスクなしでの外出も楽しみでしたが、いつかマスクが使われなくなると思うと、それはそれで少しさみしい気もしています。