【カナダ移住体験談】2022年カナダの秋

ポカポカと続く暖かい日

本日、2022年10月17日。天気が良く、日差しも暖かいので半袖で過ごしています。

これを聞くと、あれ?カナダって寒い国じゃなかったっけ?と思うかもしれません。今年は、夏の到来が例年よりも遅かったので、夏の終わりもいつもと比べてゆっくりでした。

例年であれば、8月頃から涼しい日が増え、少しずつ長袖に変わっていき、9月は寒く感じる日もありますが、今年は10月でも暖かい日が続いています。

さすがに秋なので、紅葉も進み、朝晩は冷えるようになってきたので、温度調節できる服装が必要ですが、晴れの日の日中は、半袖でも過ごすことができます。

カナダの秋:1日の温度差

この季節のカナダは、1日の中で4シーズン体験することができると言われています。

朝の気温は冬。真冬ほどではありませんが、肌寒く感じます。午前中10時頃になると春のような暖かさになり、午後2時頃には太陽のおかげで気温が上がるので夏のように暑くなり、夕方になると少し涼しくなり、ようやく秋っぽくなります。

1日の気温差は激しく、私が暮らしているBC州では、内陸部だと最低気温が3度、最高気温は18度と15度も開きがあります。18度と言っても、晴れの日の18度と曇りの日の18度では体感温度が異なります。

晴れの日の18度であれば、半袖で外出しても大丈夫な暖かさですが、曇りや雨の日の18度は少し寒く感じるので軽いジャケットなどが必要です。

バンクーバーでは内陸部に比べると温度差は緩和しますが、それでも最低気温が10度、最高気温が18度など、10度前後は開く日が多いです。

秋の服装

カナダの秋は、天気や時間によって温度差が大きく異なるため、どんな天候にも対応できる服装がおすすめです。

例えば、太陽が出ている時間は暑くなるので半袖で過ごしても大丈夫ですが、日陰もしくは夕方以降になると少し冷えるので長袖が必要です。

また、早朝は1日の中で最も気温が下がる時間なので、朝早くに外出する人は、セーターやジャケットも必要でしょう。それでも、まだ冬ではないので、少し歩くと体が温まり、すぐに暑く感じることもあります。そんな時のために、上着の下には半袖を着ておくと、必要に応じて調節することができます。

秋の匂い

秋にカナダを訪れた時に感じて欲しいものの一つに「匂い」があります。郊外を歩いた時など、何かが燃えているような匂いがします。

カナダの古い家では、まだ暖炉が使われています。秋になって気温が下がってくると、朝晩は暖炉に火を灯して家を温める人が増えるので、散歩をすると木が燃えているような匂いがしてきます。

燃えているのは暖炉の中の木だけなので、焦げ臭いほどではなく、ほんのり甘く、秋を感じさせる匂いです。

冷たい空気の中、暖かい日差しを浴び、ほんのり匂ってくる暖炉の香りを感じることは、カナダならではの秋の楽しみ方の1つです。

また、秋が進むと落ち葉が増えるので、山道を歩いた時に濡れた葉っぱから、ほんのり匂ってくることもあります。自然の匂いを感じながら自然の中を歩くことで、忙しい日常生活から少し離れて気持ちを休めることができます。

平均気温と今年の気温

通常よりも暖かいと感じる2022年カナダの秋ですが、過去の平均気温を見てみましょう。

例えばバンクーバーの10月の最高平均気温は13度となっています。それに対して、本日(2022年10月17日)の最高気温は18度と例年の平均最高気温より5度も高く、半袖が丁度良いくらいです。

最低気温も同様で、バンクーバーの10月の最低平均気温は7度となっていますが、本日(2022年10月17日)の最低気温は10度と過ごしやすい気候です。

年によっては、内陸部でハロウィンが終わった頃に、どっさり雪が降ったこともあります。しかし、なんとなくですが、暖かい日が続く今年は、冬の到来も少し遅い気がしています。

雨は降る?

カナダでは、秋に雨が降ることもありますが、春に比べると雨量はとても少ないです。

雨よりも秋晴れの気持ち良い日が続くこともあり、カナダ旅行に来るのであれば、天気が良く、景色も紅葉で綺麗な10月がおすすめです。

夏には乾燥と暑さのために山火事が相次ぎますが、10月には多くの山火事が落ち着いているので、安心してカナダ旅行を楽しむことができます。

fall