【カナダ移住体験談】私がカナダに来てびっくりしたこと3選
カナダってどんな国?
カナダは、自然が多く、のんびりした雰囲気が大きな魅力として知られています。
実際に、多くのカナダ人は、のんびりとしており(もちろん、人によりますが…)、また、世界中から人が集まっていることもあって、人種差別が少なく、移民しやすい国だと言われています。
しかし、大らかで暮らしやすい国とは言え、日本とは考え方や振る舞いが違うため、実際にカナダに来て生活を始めると、様々な光景にビックリしてしまうこともあります。
今回は、私がカナダでビックリしたこと、カルチャーショックを受けたことを、個人の体験談として紹介していきます。※あくまでも個人の体験談です。
顧客の前で人参まるかじり
日本では、休憩時間でもない仕事中の時間に食べ物を食べることはないと思います。
デスクの中に置いていた小さなチョコレートや、おみやげで貰ったお菓子を食べることはあっても、少し隠れて…と言うか、みんなで食べるならまだしも、一人だけ堂々と食べることはあまりないように感じます。
しかも、それがサービス業ならなおさらでしょう。
私が初めてカナダで、カナダ人が経営する美容室にヘアカットに行った時のことです。
髪の毛を切ってもらっている私のすぐ後ろで、スタッフ(店長かも?)が、人参をまるかじりしていて、かなり驚いたことがあります。
カナダに長年住むと、スタッフがお客さんの前で何かを食べたり飲んだりすることに慣れてしまいましたが、この時は、カナダに来て間もなかったので、お客さんの前で堂々と何かを食べる行動に驚きました。
さらに、それが人参で、調理もせずに丸かじりって…。
カナダのグローサリーストアで売っている人参は種類が豊富で、丸かじりしやすいタイプもあります。そのため、人参を洗って丸かじりすることは珍しくないようですが、それをお客さんの前で…!!
決して腹が立つようなことではありませんでしたが、さすがカナダだな~と、強く思ったことを今でも鮮明に覚えています。
パーティーには5分遅れて行く
友人の家に招待された時、またはホームパーティーなどに招待された時、カナダでは5分ほど遅れて到着します。
日本では、子供の頃から「5分前行動」を教えられ、待ち合わせなどには5分前に到着することがマナーと言うか、礼儀のようなところがあります。
一方、カナダでは5分遅れていくことが、特有の文化らしく、それを知った時には驚きました。
たしかに、友人の家に招待された時、少し早く到着したことがあり、大慌てで準備を整えていたので、やはり友人の家やパーティーには少し遅れて到着した方が良いようです。
ただし、駅前やカフェなど、外で待ち合わせをする場合は、遅れて到着すると相手を待たせてしまうことになるので、私は時間キッカリに到着するようにしています。
万が一、早く到着しても、待ち合わせ時間まではメールなどをせずに、黙って相手の到着を待つようにしています。
前に、10分ほど早く到着した時に、待ってる場所を伝えるためにメールをしたところ、こちらに向かっている友人が慌ててしまったことがあるので、それからは時間前に到着しても、約束の時間までは連絡をしないようにしています。
のんびりした雰囲気のカナダだからこそ、人を招待する時には余裕を持って準備する時間が必要なのかもしれません。
お客さんが「ありがとう」
日本では、店員さんが「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」「またお越しください」など、最初から最後まで丁寧にお客さんをおもてなししますが、カナダではお客さんと店員の立場が少し異なります。
たとえば、お客さんがお店を去る時や接客をしてもらった時に、店員さんに Thank you と言います。
お店の人はお客さんに対して、Thank you の代わりに Have a nice day! など元気付けるような言葉を送ってくれます。
この文化はチップが影響していると思いますが、カナダではレストランやホテルなどで接客サービスを受けた場合、必ずチップを渡してお礼の気持ちを伝えます。
カナダで店員さんがお客さんを大切にする理由は、より良いチップをもらいたいからという根本的な理由もあるでしょう。
まとめ
ちょっとしたことではありますが、ここで紹介したこと以外にも、まだまだカナダに来て驚いたことはたくさんあります。
その違いは決してネガティブなことではなく、「日本とは文化が違う国だ」と心構えをしておけば、カナダの文化として受け入れることができ、その違いを楽しめるようになります。