【カナダ移住体験談】イースター感謝祭

イースター・ロングウィークエンド

先週末は、イースターのロングウィークエンドでした。

イースターは1年の中で最も長いロングウィークエンドで、金曜日が「Good Friday」、そして日曜日が「Easter Sunday」です。

日曜日には教会でイースターのお祝いをするため、その次の日の月曜日は、ゆっくりと休む日ということで、「Easter Monday」と呼ばれています。

この月曜日は、国民の祝日ではないので、開いているお店もありますが、学校は金曜日から月曜日までお休みになります。

この時期にカナダ旅行を考えている人は、一部のお店やサービスがクローズしている可能性があるので事前に情報を収集しておきましょう。

イースターバニー

イースターの日曜日、子供たちにイースターバニーがやってきて、卵の形をしたチョコレートやウサギのぬいぐるみなどを置いていきます。

イースターバニーは日本で聞いたことのない文化だったので、カナダに来たばかりの頃は、理解するのに時間が掛かりました。

イースター=キリストの復活祭ということは知っていましたが、クリスマスにサンタクロースがプレゼントを置いて行くのと同じように、イースターでは子供たちが寝ている間に、イースターバニーがやってきて、卵の形をしたチョコレートなどを置いて行きます。

ウサギは多産な種畜であること、そして卵は新しい命の誕生を表すことから、イースターの象徴として使われています。

イースターの食べ物

イースターで子供たちは、卵やウサギの形をしたチョコレート、お菓子などを食べます。

また、多くの家庭ではクリスマスや収穫感謝祭と同じようにターキーを食べます。

家庭でターキー料理を作ることも多いので、イースターが近くなると、スーパーマーケットでは冷凍の丸ごとターキーが売られるようになります。家庭によっては、キリストの象徴でもあるラム(子羊)を食べるところもあるようです。

カナダでは、このような行事やお祝い事の時に、ターキーを食べることが多いですが、ターキーが苦手な方のために、ハムとパイナップルが用意されていることもあります。

教会などでは、チョコレートやお菓子だけではなく、ゆで卵も食べます。イースターの時に食べるゆで卵は、ただのゆで卵ではなく、フードカラーなどを使って飾りつけされています。

キリストが十字架に付けられたと言われている「Good Friday」には、十字架の象徴「ホットクロスバン」も食べられます。

「ホットクロスバン」は、手のひらサイズの四角いパンで、パンの上にクロスマークが付いています。ほんのり甘く、レーズンなどが入っており、人によってはアイシングシュガーをつけて食べます。最近では、コーヒー味やアップルシナモンなども人気があります。

イースターのイベント

イースターはキリストの復活祭ですが、教会以外でもイベントがあります。

イースターの週末になると、街中に子供たちが集まって、エッグハンティングなどのイベントもあります。イベントによっては、卵を見つけるだけでなく、その後にみんなで集まってパンケーキを食べるなど、楽しい時間を過ごすことができます。

この時のエッグは、もちろん本物の卵ではなく、ガチャガチャにあるようなプラスチックの容器(卵型)で、その中にチョコレートやキャンディーが入っています。

プラスチックの容器は壊れていない限り、翌年も使われるため、専用のリサイクルのカゴに入れます。

イベント会場では、エッグハンティングだけでなく、トランポリンや輪投げなど様々なゲームが開催されており、子供だけではなく、家族揃って楽しむことができます。

何もしない人だっている

イースターは、キリストの復活をお祝いするイベントですが、あくまでもキリスト教の行事なので、他の宗教の人や無宗教の人は、普通の休日として、ゆっくりとした時間を楽しみます。

お店などは閉まってことが多く、ショッピングなどは限定されてしまいますが、自然が多いカナダなので、ハイキングや散歩などを楽しんだりしています。

easter eggs