【カナダ移住体験談】カナダ暮らしの生活費

カナダの生活費

カナダでの生活費は年々上がっています。

特に家賃とガソリン代が大幅に上がっており、シングルインカムでは生活が厳しいため、共働きをしている家族や副業など仕事を掛け持ちする人が増えています。

とは言え、生活費に関しては暮らす都市によっても変わりますし、暮らし方によっても変わるので、一概に金額を示すことは難しく、ここでは『一例』として挙げさせて頂きます。

家賃

家賃は生活費の中で占める割合が非常に大きい項目です。

私が16年前に、カナダ移住を始めた時は、1ヶ月300ドル(およそ3万円)のシェアハウスで暮らすことができ、バンクーバーのダウンタウンの1ベッドルームの賃貸は1ヶ月800ドル程度でした。

現在は、1ベッドルームのアパートメントが1,900ドル前後、2ベッドルームになると2,500ドル~3,000ドル程度です。もちろん、立地や広さなどによって金額は異なるので、しっかり調べることをおすすめします。

シェアハウスやコンドなどのルームシェアでは、シェアする人数によって、1人あたりが1ヶ月に支払う金額が異なってきます。

ガソリン代

ガソリン代も徐々に上がっています。

一時期は1リットルが1ドル以下を切ったこともありましたが、現在は、2ドルを超えそうでヒヤヒヤしています。バンクーバーでは特にガソリン代が高く、ほとんどの場所で2ドルを超えています。

土地が広大なカナダでは、国境から離れれば離れるほどガソリン代が高くなる傾向が見られますが、さすがにガソリンのためだけに国境に近い地域や都市を選ぶことは難しいでしょう。

食費

毎日の生活に欠かすことができない食費ですが、こちらも自炊する人・しない人、どのような場所で食事をするのか?などによって変わります。もちろん、食べる量によっても変わります。

なので、大まかですが、自炊を毎日する場合は、1ヶ月に掛かる費用が1人~2人で500ドル程度(5万円前後)でしょう。ちなみに、ここ10年で1家族につき、月の食費は50ドル~100ドル前後上がっているとのことです。

外食をする人は頻度などにもよりますが、目安としては、レストランで食事をする場合、大人1人につき20ドル前後(チップ込み)、カフェでラテなどを注文すると10ドル前後が掛かります。

おしゃれなカフェでマフィンとコーヒーを注文すると、それだけで20ドル程度になることもあります。

コーヒーを自宅で淹れると、それだけで大きな節約になりそうです。

携帯電話にかかる費用

携帯電話には思ったほど費用が掛かりません。

安いところでは、持っている携帯を持ち込むことで、1ヶ月30ドル程度で通話・メール・必要最小限のデータを使うことができます。自宅で過ごすことが多い人や、学校や職場にwi-fiがある人は、これで充分です。

プリペイドの場合は、毎月更新する必要がありますが、安いところだと1ヶ月に100分までの通話、無制限のテキストメッセージ、必要最小限のデータ込みで、15ドル程度で使うことができます。

インターネット

現在では、インターネットも必要不可欠です。

速度にこだわらなければ、50ドル程度からありますが、ビデオ通話などをする場合は、ある程度の速度が必要なので、100ドル前後のプランが良いでしょう。

光熱費

光熱費の金額は、住宅のタイプや賃貸の種類によって異なってきます。賃貸の場合は、家賃に光熱費が含まれていることもあります(水道代は含まれているけれど、ガス代と電気代は含まれていないところもあります)。

4ベッドルーム、2バスルームの一軒家に掛かる光熱費は、年間平均して1ヶ月に300ドル程度です。

夏にはスプリンクラーが必要になるので、水道代が上がりますが、家のタイプによってはスプリンクラーを使わないため、光熱費が抑えられます。

車の維持費

車の維持費は、タイヤ交換、オイル交換、点検、ガソリン代、保険などがあります。

また、必要に応じて車のローンやカーシェアリングにも費用が掛かります。

カナダでは、冬になると雪が降り、道路が滑りやすくなるので、どうしてもタイヤ交換が必要です。タイヤ交換のみの場合は、1回100ドル前後、同時にオイル交換と点検もすると200ドル前後になります。

※お店によって料金とサービスが異なるので、事前に確認しておく必要があります。

例えば「Mr.Lube」というお店では、予約なしでタイヤ交換とオイル交換、点検をしてもらうことができるので、時間がない方には便利です。

ガソリン代は、運転する距離や頻度、車の種類などによっても異なります。小型のハイブリッドで、週末のみ運転する場合に掛かるガソリン代は、おおよそ30ドル前後です(2022年9月現在)。

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