【カナダ移住体験談】カナダに来て驚いたこと(外食編)

カナダに来た驚いたこと~レストラン編~

私がカナダで暮らし始めたのは、もう10年以上も前のことになります。その当時の記憶を辿りながら、カナダに来て驚いたことをまとめています。今回は外食・レストランについてです。

多国籍国家のカナダには、様々な文化を持った人が集まっており、外食をする際は世界各国の味を楽しむことができます。レストランによっては、その国の文化が影響している場合もありますが、どのレストランに行っても、カナダらしい文化が存在しています。

その幾つかをお伝えします。

残したら持ち帰りOK

カナダのレストランでは、食べ残した物を持ち帰ることができます。

バイキングなどの食べ放題の場合は持ち帰りが禁止されていますが、一般的なレストランで自分が注文したものを食べ切ることができなかった場合は、必ず「持ち帰りますか?」と聞かれます。

「持ち帰らない」と言うと、がっかりされることもあるほどです。

以前、食べきれなかったデザートを持ち帰りでお願いしたところ、ホールスタッフさんが間違って捨ててしまったことがありました(笑)

その時は、新しいケーキを丸ごと箱に詰めてくれ、ラッキーでした!

何度も元気か?と聞いてくる

カナダのレストランでは、スタッフが注文からお会計まで担当してくれます。

「すみませーん!」と大きな声でホール担当者を呼ぶ行為はマナー違反なので、その代わりに担当のスタッフさんが何度もテーブルに来て『How are you guys doing?』と聞いてきます。

直訳すると「お元気ですか?」ですが、この場合は「必要なものなどがないか?」などに該当し、特に何もない時は『We are good thank you』と答えます。

ホールの担当者さんは、お客さんが困らないように頻繁にテーブルをチェックしていますが、フォークを落としてしまった時や水が欲しい時など、困ったことがあれば、大きな声は出さずに、目で合図をして呼びましょう。

担当のスタッフさんが忙しい時は、他のスタッフさんが気付いて担当者を呼んでくれます。

ドリンクのおかわりは基本的に無料!

多くのレストランでは、ソフトドリンクとコーヒーのおかわりが無料です。お茶の場合は、ティーパックは1つだけですが、必要に応じてお湯を足してくれます。

もちろん、レストランによって、おかわりのルールは異なりますが、お酒を出しているパブなどでは、基本的に無料でソフトドリンクをおかわりすることができます。おかわりが無料の場合は、スタッフさんが「おかわり持ってきましょうか?」と聞いてくれます。

ただし、別の種類のドリンクを注文すると、その場合は新しいドリンクとして課金されることもあるので注意が必要です。このあたりも、お店によってルールが異なります。

英語で表現する時は、別のドリンクは「another drink」で、おかわりは「refill」です。

スープは静かに飲む

カナダでは、お皿とフォークでガチャガチャと音を立てる行為や、ドリンクまたはスープを飲むときに音を立てる行為は、マナー違反だとされています。

スープを飲む時は音に気をつけて、静かに飲むようにしましょう。

味噌汁などの場合は、お椀を手に持って直接飲むこともありますが、それ以外のスープの場合はスプーンを使います。

ただし、日本食レストランのラーメン屋さんなどに行くと、このマナーはあまり重視されておらず、ほとんどの場合は音を立てても大丈夫です。

カナダ人はパティオが大好き

カナダでは、夏になると太陽の出ている時間が長いのですが、冬になると極端に日が短くなります。

そのため、カナダ人は太陽が出ている季節は可能な限り太陽の光を浴びます。自然が大好きな人も多く、基本的には(夏などは)屋外で過ごす方が好きです。

レストランでも夏になるとパティオが常に満員で、室内のテーブルには空きが出る状態が続きます。

パティオにこだわらなければ室内ですぐに食べることができますが、パティオが良いので待つ、という人もいます。

外で食べることもたしかに気持ち良いですが、蜂が食べ物の周りを飛び回ったり、風で寒く感じたりすることもあるので、私自身は室内での飲食を選ぶことがほとんどです。

カナダを満喫したい人は、一度パティオで食事をしてみると、カナダらしい雰囲気を満喫することができるでしょう。

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