【カナダ移住体験談】カナダの銀行②
カナダで銀行口座を作る方法
カナダで生活するにあたり、カナダでの銀行口座は必要不可欠といっても大げさではないほど必要になることがあります。カナダで銀行口座を作る方法は、まずはどの銀行で口座を作りたいのか決め、決まったところで銀行に足を運びます。
銀行口座を作るために必要な書類は、パスポートや国際運転免許所、SINカードなど、写真付きの身分証明書2つ以上、郵便物など住所を証明できるものになります。
この書類をもって銀行の窓口に行って、口座を作りたいということにより、手続きをすることができます。銀行によっては、スタッフがすぐに対応できないこともあり、アポイントを取ってから別の日に銀行口座を作るということもあるようです。
銀行口座の種類
カナダの銀行口座には、Checking Accountと、Savings Accountというものがあります。基本的に必要になるのはChecking Accountで、デビットなどの支払いはそこから支払われます。
数か月間の留学などの際には、Checking Accountだけでも十分ですが、持ってきたお金をうまく管理したいという場合には、Saving Accountも便利です。
例えば、今月必要なお金だけをChecking Accountに入れておくことにより、万が一デビットカードを紛失したり盗難にあってしまった場合でも、デビットでSaving Accountから引き出せないように設定しておけば、損失を最小限に抑えることができます。
また、大きな金額を持っている場合には、Savings Accountに大きなお金を入れておくことにより、多少の利子がつきます。
これ以外には、TAX Free SavingsやRESP、RSPなどもありますが、こういった口座は留学やワーキングホリデーでは必要なく、カナダに移住する際に必要になる口座です。
TAX FreeSavingは、この口座にお金を入れておくことにより、その分のTAXを支払わずに済むという口座です。RESPは学資保険のような口座で、子供がいる人は、将来のためにRESPにお金を入れているという人も多くいます。
RSPは、リタイアした後のための貯金で、若いころから少しずつRSPにお金を入れてためていくという人がほとんどです。
料金の支払いに便利
カナダで銀行口座を作ると、デビットカードが使えるようになるだけでなく、料金の支払いにも便利です。携帯電話や電気代やガス代などは、Billとして、オンラインバンキングを利用して支払うことができます。
また、家賃や学校の料金の支払いには、e-transferも便利です。e-transferとは、E-mailアドレス宛にお金を送ることができるもので、オンラインバンキングで登録しているe-mail アドレス宛に、必要な金額を送ることができます。手数料がかかりますが、1回の送金に$1程度なので、手軽に支払うことができるというメリットがあります。
カナダでオススメの銀行
カナダの銀行口座を作るにあたり、まず最初にするのが銀行選びです。どの銀行が使いやすいかと言うのは、住んでいる地域やニーズによっても異なってきます。
カナダは、日本に比べるとカスタマーサービスが劣るところがありますが、そんな中でもTD(Canada Trust)は、カスタマーサービスが整っており、銀行の窓口に行っても嫌な思いをすることなく気持ちよく手続きをすることができます。解約の際でも丁寧に手続きしてくれるので、また必要になったらTDを選びたい、という気持ちになります。TDは、カナダ全域に広がっているので、他の地域に行っても支店があるというメリットもあります。
ただし、一つだけ言うと、他の銀行に比べて手数料がやや高い傾向があります。しかし、カスタマーサービスが整っているので、信頼できる銀行でもあります。
次にオススメなのが、Scotiabankです。Scotiabankでも、カスタマーサービスがそれほど悪いという訳ではありませんが、TDに比べると少し劣るところがあるように感じます。Scotiabankには、キャッシュバックタイプの口座があり、1年間デビットで使った一部が年末に戻ってくるのが嬉しいところです。土曜日に開いている支店もありますが、午後4時ころにはしまってしまうので、夜間も利用したい場合にはちょっと不便かもしれません。ATMは夜間も利用することができます。
Bank of Montreal(BMO)は、デビットを使うことによりエアマイルを貯めることができます。日ごろからエアマイルをためているという人には使いやすいでしょう。手数料などもそれほど高くなのですが、カスタマーサービスがあまりよくなかったのが印象的です。