【カナダ移住体験談】カナダでオーロラは見える?

そもそもオーロラって何?

カナダ旅行を考える人の中には「せっかくカナダに行くのであればオーロラを見てみたい」と思う人もいるでしょう。

オーロラとは、空一面に輝く光で、赤や緑の光が波のように夜空に現れます。このオーロラは、そもそも何なのでしょうか?

オーロラを科学的に説明すると「太陽により引き起こされた爆発でプラズマが放出され、地球の磁場に吸い寄せられることにより起きる自然現象の1つ」とされています。

雲は蒸気(水)から出てきていますが、オーロラは「光」からできていることになります。

地球には極が2つあるので、カナダで見ているオーロラは、同時に北欧でも見ることができるそうです。

オーロラは肉眼でも見える?

オーロラは、条件が揃えば肉眼でも見ることができます。

毎回同じように見えるものではなく、気温や天候、地域などによって、色や濃度、見える時間帯などが変わってきます。弱いオーロラは白に近く、強いオーロラは緑色に見えることが多いそうです。

オーロラを見るためには、カナダの中でも寒い地域に行く必要がありますが、それ以外の地域でも稀にオーロラを見ることができます。気温が高いとはっきりしたものは見られませんが、それでも街から少し離れた郊外などからは、赤く薄い光の波が見えることもあります。

このような地域で見られるオーロラの確率は、流れ星や虹に遭遇するよりも低い確率で、めったに見えるものではありません。

しかし、カナダでは日本と比べて、流れ星や虹を見ることができる確率は高いので、全く不可能ではないと言えます(日程が限られた旅行中では非常に難しいでしょうが)。

寒い地域に行くと、オーロラの濃度が高くなるため、はっきりとした緑色の光の帯を1時間以上も観測することができる場合もあります。

オーロラが見られる条件は?

オーロラは、観光地に出向いていかなくても、条件さえ揃えば見ることができます。

オーロラを見るための条件としては、まず第一に「夜」であることが必須です。オーロラは「光」なので、人口の光が全くない完全に暗い場所でなければなりません。また、天候が悪いと雲などによって光が遮られてしまうので、「晴天」であることも条件です。

また、オーロラベルトの都市にいることも条件の1つとなります。

オーロラベルトは地球上の磁極を中心にして、北緯65度付近にあります。条件などによって非常に大きなオーロラが発生した場合は、オーロラベルトから少し外れた地域からも観測することができ、稀に市内から見ることができるオーロラは、このような条件で現れたものだと考えられます。

私自身はオーロラベルトから外れた地域に住んでいますが、それでも冬の夜にうっすらとした赤い光が波打っている光景を1度だけ見たことがあります。

同じ市内に住んでいる友人の話によると、同市内から緑色の薄いオーロラを見たこともあるそうです。

オーロラが発生した時に、たまたま外にいる(もしくは外を見ている)必要はありますが、カナダで暮らしていると、偶然オーロラを見れる可能性があります。

もちろん、カナダで生まれて、カナダで育った人でも「オーロラを見たことがない」と言う人も多いです。

オーロラベルトの都市はどこ?

旅行など限られた日程の中で、オーロラを見たい場合は、せっかくの時間とお金を無駄にしないために、オーロラベルトの都市に行く必要があります。

オーロラで有名な都市と言えば「イエローナイフ」です。日本の旅行番組やバラエティ番組でも度々取り上げられているので聞いたことがある人も多いでしょう。

イエローナイフはカナダの中でも北の方にあり「3日滞在すれば96%の確率でオーロラを観測することができる」と言われています。

特に9月~4月がオーロラを観測しやすい季節だと言われており、一晩に数回、1回ごとに1時間以上のオーロラが続くこともあります。

オーロラが激しく動いたり光ったりするピークは、10分程度とのことです。

オーロラ