【カナダ移住体験談】カナダの銀行①

カナダの銀行

日本にも様々な種類の銀行があるように、カナダでも幾つかの銀行があり、料金やサービスなど、銀行によってそれぞれ異なります。カナダの銀行には、TD(Canada Trust)、Bank of Montreal(BMO)、Scotiabank、RBC Royal Bankなどがあります。これらの銀行は、主にBC州でよく見られる銀行で、トロントなどに行くと、この辺りでは見られない銀行も見られるようで、地域によって多く集まる銀行があるようです。
カナダの銀行の中でも、最もメジャーなのはTD(Canada Trust)で、バンクーバーなどのBC州の大きな都市ではもちろんのこと、小さな田舎町にも必ずと言ってよいほどTDがあります。また、TDはBC州だけでなく、カナダ全体に広がっており、トロントやモントリオールなどでも多く見られる銀行です。

カナダの銀行口座を持つことのメリット

短期間の旅行の場合にはカナダでは、現金やクレジットカードなどを使って買い物をすることができます。しかし、数カ月にわたる留学やワーキングホリデー、転勤、移住などの際にはやはりカナダでの銀行口座を作ることをオススメします。
カナダでの銀行口座を持つことにより、携帯電話を借りる際の支払いにオンラインバンキングを使ったり、銀行口座を持つことによりデビットで買い物をすることもできるようになります。
また、口座の種類によっては、デビットを使うことによってエアマイルを貯めることができたり、使えば使うほどキャッシュバックの金額がたまり、年末にキャッシュバックが返金されてちょっとした収入になることもあります。
カナダの銀行口座を作ると、現金を持ち歩くことなく買い物をすることができるようになるので、観光客のような感じではなく、現地の人になじんで生活することができます。

カナダはデビット社会

日本では、クレジットカードも使うことができますが、お店によっては使うことができず、現金を持ちあるくことが多いでしょう。それに比べてカナダでは、現金を持ち歩く人もいますが、多くの人がデビットカードを持ち歩いています。そのため、デビットが使えないお店はないと言っても大げさではないほど、デビットカードが普及しています。
デビットだけでなく、クレジットカードを使う人も多いのも現実です。
デビットの使い方はとても簡単で、買い物の際に合計金額を言われた時に、”I’ll pay by debit.”ということで、デビットの機械を渡してくれます。カードにワイヤレスのようなマークがついているデビットカードの場合には、Tapすることで支払うことができます。Tapする場合には、カードを機械のスクリーンのあたりに近づけるだけでピッと言う音がして、支払い完了です。
お店によってはTapできない場合もあるので、その場合にはチップを使って支払います。デビットカードのほとんどには四角い金色のチップがついており、それを上にしてデビットの機械の下にカードを入れます。そして、暗証番号を入力して支払い完了です。レストランでは、支払いの作業の際に、Tip?と聞かれることがあり、カードでチップも払いたい場合にはYesボタンを押すことで、チップも支払うことができます。
このTap方式やチップはここ最近5年ほどで普及してきたもので、チップのないカードの場合には、機械の左側にスライドする部分があるので、カードの黒い部分が下になるようにスライドすることで、チップと同じように支払いをすることができます。
デビットだけでなく、クレジットカードで支払う際にも同じような方法で支払うことができます。
クレジットカードでは、使った金額が後からまとめて請求されるので、使ったことを忘れてしまうこともありますが、デビットの際には、使うごとに銀行口座から引き落とされるのでその心配もないので安心なのです。

デビットカード