【カナダ移住体験談】カナダの銀行・口座の種類
目次
カナダの銀行の種類
留学またはワーキングホリデーなど、カナダに長期滞在すると、銀行口座が必要になります。
私が暮らすブリティッシュコロンビア州には、TD Bank (Canada Trustとも呼ばれています)、BMO(Bank Of Montreal)、CIBC、Scotiabankなどの銀行が多くあります。
その他にも、オンライン中心の口座を取り扱っているところもありますが、信頼性などからすると、上記のどれかを選ぶと無難だと思います。
私は、CIBC以外の銀行は利用したことがありますが、銀行によって特徴が異なりました。
例えば、TD Bank は、カナダの中でも有名な銀行で、あちこちに支店やATMがあります。便利さを重視するのであれば、TD Bank が良いでしょう。接客なども、他の銀行と比べて丁寧だった印象があります。
BMO は、モントリオールを中心とした銀行ですが、ブリティッシュ・コロンビア州にも数多くの支店があります。BMO の良かった点は、エアマイルと連携していることで、買い物などでマイルを貯めたい人には魅力的でしょう。
Scotiabank で良かった点は、キャッシュバック口座です。
買い物などの支払いにデビットを使うと、その都度ポイントが貯まり、年末にキャッシュバックされるシステムでした。1年間、このデビットを中心に買い物をしたところ、およそ300ドルほどのキャッシュバックをもらうことができ、クリスマスプレゼントを買う費用に充てることができていました。
カナダでは、銀行口座の維持に費用が掛かります。
最も料金が高かったのは、TD Bankで、それ以外の銀行はほぼ同じような金額でした。ただし、口座によっては、ある一定の金額を口座の中で維持すれば、手数料が免除されるものもあります。
学生の場合は、学生証があれば学生料金で安く銀行口座を開くことができます。
口座の種類
カナダの銀行にはChecking(普通預金)、Saving(定期預金)、TFSA(Tax Free Saving Account)、RESP(学資保険)、RSP(Retirement Saving Plan)などの口座があります。
学生やワーキングホリデーなど、一定期間の滞在であれば、Checking(普通預金)で充分でしょう。
カナダに移住する場合は、TFSA、RESP、RSPなども必要になってきます。これらの口座がどのようなものなのか?を具体的に紹介していきます。
TFSA(Tax Free Savings Account)
この口座に入金することにより、本来なら発生する税金が免除されます。
TFSAの使い方は様々で、ただの定期預金として使うこともできれば、老後の貯蓄のために使う人もいます。この口座から出金しても税金が掛からないため、老後の貯金にはRSPよりもTFSAの方が便利だと考える人もいるようです。
RSP(Retirement Savings Plan)
上記で少し触れましたが、RSPは老後のための貯蓄を目的として使われます。
RSPにお金を入れると、入れた分の金額は税金が免除されます。しかし、TFSAと異なり、RSPから出金すると、その分の税金が掛かります。将来的に税金が高くなるかもしれないことを考えると、RSPよりもTFSAの方が損をせずに貯蓄をすることができるでしょう。
RESP(Registered Education Savings Plan)
これはいわゆる学資保険で、高校を卒業した後のカレッジなどに通うための貯金です。
子供が産まれると、すぐにこの口座を作ることが可能で、特定の口座を作ると、該当児童はガバメントからのサポートを受け取ることができます。生まれた年などにもよりますが、子供1人につき1,000ドル程度の学費サポートが受けられるようです。
このように、カナダの銀行口座の種類を把握しておくと、口座を開設するときに、自分には何が必要なのか?が分かりやすく、間違いのない選択をすることができます。
なお、バンクーバーのTD Bankでは、口座開設のための日本語サービスも行っており、日本語で説明を受けて、口座を開くことも可能です。