【カナダ移住体験談】カナダのBC州は9月から平常通り!?

カナダBC州の学校

カナダBC州では、3月の春休み以降、学校は閉鎖され、しばらくの期間はホームスクールを行なっていました。

エッセンシャルワーカーの子供だけは毎日学校に通うことができましたが、それ以外の子供たちは基本的に「Zoom」などを使って、先生と連絡を取りながら勉強を進めていました。

6月からは小学校が開催し、エッセンシャルワーカーの子供たちだけでなく、一般家庭の子供たちもパートタイムで学校に通うことができるようになりました。しかし、今の時点では学校に通うことは強制ではなく、希望者のみで、家庭によっては夏休みまでの残り1ヶ月、ホームスクールを継続することができています。

地域や学校にもよりますが、実際に学校のクラスルームに戻った生徒は全体の30%程度のようです。

現在の計画では、夏休みが終わる9月には、クラスルームでの学校生活を100%再開すると言われています。これにより、学校に限らず自宅で仕事をしている人も、オフィスに戻るのではないかと予測されています。

 

カナダBC州の保育園

「Daycare」と呼ばれるカナダBC州の保育園は、新型コロナウイルスにより閉鎖した保育園と、これまで通り継続していた保育園があります。

保育園に関しては、保育園がなくなることで働くことができなくなる親御さんが多数出てしまうこと、また、エッセンシャルワーカーが働けなくなることを避けるため、BC州の保育園は、自宅で仕事をしている家庭には子供を自宅でケアするように依頼し、空いているスポットをエッセンシャルワーカーに優先して提供する計画が実行されてきました。

ロックダウンが終わり、5月中旬からは少しずつビジネスを再開する動きが始まり、これまで閉鎖していた保育園も少しずつ再開するように、との呼びかけがありました。

そして先日、BC州は9月から学校と保育園が通常通りに戻ることを発表しました。

現在、ビジネスを提供している保育園は空いているスポットをエッセンシャルワーカーに優先するように指示されていますが、9月からは全てのスポットが、これまでデイケアを利用していた家族に戻されます。

これを機に、今まで国から保育園に提供されていた緊急事態のサポートも終了します。BC州の保育園では、9月からの再開に向けた計画が進められており、現在は無料でキープできているスポットも、9月からはスポットキープをするための費用も、それぞれの家庭に請求されるようになります。

 

学校と保育園による社会への影響

上記でも記した通り、BC州の学校と保育園では、9月から通常通りの営業を再開するための準備が進められています。

これにより、現在、自宅から仕事をしている家庭は、子供を保育園に連れて行くか、もしくは保育園は諦めて子供を自宅でケアしながらリモート・ワークを続けるか?を決断する必要があります。

これまでは、安全のために出来るだけ多くの人が自宅から仕事をしてきましたが、学校と保育園が通常通りの営業を再開することで、その他のビジネスでも9月から通常通りの営業へと展開して行くのではないか?と予測されています。

現在では、多くのビジネスが人数制限などを取りながらビジネスを展開しています。

不便な状況ではありますが、規制を取る事により、新しい感染者を最小限に抑え、社会の中でのエコノミーを推進することができます。

セカンド・ウェーブへの不安

カナダだけではなく、ロックダウンを通して、感染者が減少している国や地域は少なくないのではないでしょうか。

新しい感染者が減少するにあたり、少しずつ規制が緩められ、通常通りの生活に戻るための計画が進行されています。

しかし、通常通りの生活に戻りたいと願う人も多くいる中で、規制を緩めて通常通りの生活に戻す事により、セカンド・ウェーブがくるのではないか?との不安を抱えている人も少なくありません。

通常通りの生活に戻っても、新型コロナウイルスによって習慣になった消毒や手洗いを継続する事、具合が悪い時にはコロナの検査を受けていない場合でも完治するまで自宅で自己隔離をする事を忘れず、それぞれの意識がとても大切だと思われます。

 

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