【カナダ移住体験談】カナダBC州復興給付金10万円

非課税で1人1回申請が可能

2020年に入って、すぐに新型コロナウイルスが流行し、これまでと全く違う1年を過ごした人が多いと思います。

カナダのBC州でも、新型コロナウイルスが流行するようになってから、様々な対策が取られ、必要に応じて給付金も支給されてきました。

そして、この年末、カナダBC州では非課税で1人1回申請することができる復興給付金の支給が決まりました(2020年12月7日に正式発表)。

新型コロナウイルスの影響で、仕事を失った人、これまでは順調だった自営業が不安定になった人、何らかの症状があって仕事を休むことが多くなった人など、生活や収入に影響が出ているという人も少なくないでしょう。

また、12月はクリスマスに向けて出費が増える時期です。このような状況の中で発表された復興給付金は、多くの家族にとって、大きなサポートになるはずです。

復興給付金の対象者と条件

復興給付金の対象者は、シングルペアレント、家族、そして個人です。

それに加えて、ブリティッシュ・コロンビアの住人であること、19才以上であること、2019年の確定申告をした人または特定の基準を満たしている人、SINナンバーを持っている人が条件になります。

支払いは銀行振込のみなので、有効な銀行口座を持っている必要もあります。

このような条件を見ると、2019年の確定申告をカナダで行っており、その他の条件を満たしていれば、永住権や市民権を持っていない人でも申請することができそうです。

もらえる金額は?

BC州の復興給付金は1,000ドルとされていますが、全員が1,000ドルを貰えるわけではないようです。

1,000ドルを受け取ることができるのは、2019年の収入が215,000ドル以下だったシングルペアレントと家族が対象となっています。家族の場合は、1家族ごとに1,000ドルとなっているようです。

2019年に215,000ドル以上の収入があったシングルペアレントや家族に対しては、昨年の収入に応じて差し引かれた額が支給されます。

家族がいない個人に対しては、1人500ドルが支給されます。満額を受け取ることができるのは、昨年の収入が62,500ドル以下だった人で、それ以上の収入があった個人は差し引かれた額が支給されるとのことです。

これを見ても分かる通り、カナダでは大きな打撃を受けやすい家族やシングルペアレントへのサポートが手厚くなっています。

いつから申請することができる?

この復興給付金を受け取るためには、個人で申請する必要があります。

2020年12月18日から申請開始の予定で、CRAアカウントを持っている人は、CRAのウェブサイトから申請することができます。ただし、実際に振り込まれる日程については、現時点(2020年12月15日)では不明です。

条件を満たす人は、2021年6月30日まで申請することができるので、今月中に申請することができなくても慌てる必要はありません。

また、多くの給付金は課税対象となりますが、今回の給付金は非課税なので、安心して受け取ることができます。

申請に必要なものは?

復興給付金の申請にあたり、まずは必要な情報を用意しておきましょう。

申請には、2019年の確定申告におけるネットインカム額、有効なSINナンバー(Social Insurance Number)、そして銀行の振込情報が必要となります。

2019年の確定申告におけるネットインカム額が分からない人は、確定申告書の23600行目に記されています。

銀行の振込情報は、口座番号だけでなく支店番号なども必要となります。チェックを持っている人は、チェックの下の部分を見ると必要な番号が記されています。

また、オンラインバンキングをする人は、個人のオンライン口座ページから確認することができます。どうしても情報が分からなければ、直接、銀行に問い合わせをすると良いでしょう。

カナダドル