【カナダ移住体験談】カナダに来るなら夏がベスト?

カナダに来るなら夏がおすすめ!
私がカナダに移住をしてから、かれこれ数十年が経ちましたが、毎年夏になると「やっぱりこの季節が一番好きだな」と感じます。
厳しい寒さが長く続くカナダでは、多くの人が夏を待ち遠しく感じ、私自身も夏が来ると自然と気分が明るくなります。
家にこもっている時間が減り、外での活動がぐんと増えるなんて……日本で暮らしていた時の夏では考えられません!
日も長くなって夏のピーク時には、夜10時頃まで明るい日が続きます。
カナダに来るならやっぱり夏!!そう思えるほど(もちろん人によっておすすめのシーズンは違うでしょうが)魅力いっぱいの夏について、私の体験を交えながらお伝えしていきたいと思います。
美しい自然を大満喫
夏は、とにかく自然の美しさが際立ちます。
秋には秋の、春には春の美しさがありますが、私がおすすめするのは夏です。
カナダには湖や山、公園など、自然豊かな場所が数えきれないほどありますが、夏になるとそのすべてが生き生きとして、まさに「カナダらしさ」を体感できる季節になります。
例えば、ブリティッシュ・コロンビア州の湖ではカヤックやSUP(スタンドアップパドルボード)を楽しむ人々で賑わい、アルバータ州のバンフではハイキングに出かける観光客や地元の人たちがいます。
海やレイクの近くにはビーチも沢山あり、ビーチの公園で楽しむ人や、ビーチボールをする若者もいます。
このように、自然が美しい季節だけではなく、その自然で楽しんでいる人たちを眺めることができる=活気ある楽しさが伝わってくる季節でもあります。
私も毎年、家族と一緒にピクニックに出かけたり、トレイルを歩いたりして、カナダの夏を満喫しています。
夏はイベントが多い
イベントが多い季節も夏です。
カナダ各地で行われるナイトマーケットやファーマーズマーケット、音楽フェスティバル、文化イベントなどは、地域ごとの特色があり、どこへ行っても飽きません。
特に7月1日のカナダデーは、町全体が祝祭ムードに包まれ、花火やパレードで大いに盛り上がります。
私の住む町でも、ダウンタウンでストリートパフォーマンスが行われたり、移動遊園地が設置されたりと、家族で一日中楽しめるイベントが開催されます。
先月引っ越した家からは、カナダデーの花火を見ることができるので、それもまた楽しみです。
このようなイベントを通して、地域の人たちとの交流が生まれるのも、夏ならではの魅力だと思いますう。
ドライサマーが最高!
カナダの夏は、地域にもよりますが、日本のように湿度が高くないので、気候的にも過ごしやすく感じます。私が暮らすBC州では、日本ほど湿度がないため、蒸し暑さが少なく、カラッとしています。
なので、夏=爽やかな日が多く、快適な外出ができます。
また、日中は日差しが強くても、朝晩は涼しく感じられる日もあり、冷房なしでも快適に過ごせます(もちろん、日によりますが)。
我が家では、真夏の暑い時期だけ、夕方2時間ほどエアコンを入れますが、それ以外は夜に窓を開けて、朝熱くなってきたら窓を閉め、室内の温度調整をしています。
自然が多くても、湿度がないせいか、日本ほど虫が多くなく、屋外での食事やバーベキューも気軽に楽しめます。
国全体の雰囲気が明るくなる
これは、個人的に思っているだけかもしれませんが、夏は人々の表情まで明るくなる季節だと感じています。
長く厳しい冬を乗り越えて、ようやく迎える夏は、まさに「解放の季節」とも言えるほど、街全体に活気が戻ってきます。
公園には子どもたちの笑い声が響き、カフェのテラス席では多くの人が談笑を楽しんでいます。観光客も増えるので、冬は静かな街でも夏になるとあちこちが賑わっていて、ダウンタウンを歩くだけでもワクワクした気持ちになります。
私自身も、自然と笑顔が増えて、人との関わりを積極的に持とうという気持ちになれるのを感じます。
まとめ
このような理由から、カナダに旅行目的または短期留学で来るなら、夏がベスト!だと心から思います。もちろん、四季それぞれに魅力はありますが、初めてカナダを訪れる人には、この国の活気と自然の美しさを一番実感できる夏に来てほしいと思います。
一方、移住やロングステイを目的とするなら、楽しい季節だけではなく、冬の厳しい寒さなども経験しておかなければ、移住を早々と諦めるきっかけにもなりかねません。
移住目的であれば、あえてオンシーズンではない時期に訪問して、現実を知ることも大切でしょう。