【カナダ移住体験談】カナダで見られる野生動物

日本とは異なる野生動物

カナダは自然が豊かで、人間と動物が共存している国です。

そのため、カナダで暮らしていると、近所や外出先で見かける野生動物を見かけることが多々あります。日本でも暮らす地域によっては頻繁に見かけるかもしれませんが、見かける動物が日本とは異なります。

野生動物は、場合によっては人間に危害を与えることもあるので、カナダで暮らしていくためには野生動物に関する知識もある程度は必要です。

今回は、カナダで見かける野生動物を紹介していきます。

鹿

カナダには鹿が沢山います。地域によって出没する鹿の種類は様々で、ツノがあるものがオスです。たまに、小さな子鹿がお母さん鹿と一緒に歩き回っている光景を目にすることもあります。

鹿は基本的には平穏な動物で、余程のことがない、人間に危害を加えることは限りはありません。

草食動物なので、木の葉や花を食べるのですが、カナダでは(日本でも?)鹿の被害が深刻で、たとえばキレイにガーデニングをしても、花が咲くと、鹿が花の部分だけ食べてしまうことがよくあります。

農家などでは育てた野菜を食べられてしまうこともあるので、鹿を嫌う人が多いです。

鹿は可愛いけどね…でも、野菜や花を食べちゃうから好きじゃない、とよく言っています。

リス

カナダにはリスも沢山います。その辺にカラスがいるのと同じくらいの頻度でリスを見かけることができます。

特に秋になると冬に備えて食べ物を沢山食べるため、人が近づいても逃げずに食べ続けています。いくつかの種類のリスを見ることができ、茶色もしくは黒い大きめのリス、もしくはシマシマの小さなリス、チップモンクと呼ばれるリスなどがいます。

ごくまれにですが、リスに餌付けをしている人も見かけます。

アライグマ

カナダではアライグマもよく見かけます。

アライグマは夜行性なので、昼間ではなく明け方や夜に見かけることが多く、田舎だけではなく都心でも見かけます。

都市部ではゴミ箱を荒らされてしまうことがあるので注意が必要です。

また、猫や犬とも喧嘩をして、傷つけられてしまう、もしくはペットが命を失ってしまうこともあるので、ペットを庭に出す時には注意が必要です。

クマ

カナダには野生のクマもいます。ダウンタウンなどの街中に出てくることはほとんどないですが、それでも食べ物を探して、うっかり街中にクマが来てしまうこともあります。

クマが出る地域ではゴミ箱の管理を厳重に行う必要があります。

街中でクマに遭遇しても、テリトリーではないので大きなトラブルにつながることは少ないですが、山中でキャンプをしている時や、ハイキングに出掛けて子連れのクマに遭遇してしまった場合は、攻撃を受ける恐れがあるので、注意が必要です。

クマから身を守るためには、ペッパースプレーというものがよく使われています。ペッパースプレーにはチリなどの香辛料が含まれており、危険な状況にあった時に、顔や目をめがけてスプレーするというものです。

クーガー

クーガーが出るのは地域にもよりますが、私が住んでいる地域では頻繁にクーガーが現れます。※クーガーは日本ではなじみの薄い動物ですが、日本ではピューマです。

大抵の場合は、音を立てていればクーガーの方から人を避けてくれるのですが、まれに人間と遭遇してしまうことがあります。

クーガーに出くわしてしまったら、両腕をあげて自分の体を大きく見せ、大きな声を出して相手を威嚇して追い払います。

コヨーテ

カナダにはコヨーテも多くいます。こちらも日本ではなじみのない動物でしょうが、見た目がオオカミに似ているイヌ科の動物です。

コヨーテは山の中だけではなく、ダウンタウンなどの街中に出てくることもあります。ダウンタウンは賑やかな場所なので攻撃を受けることは少ないですが、うっかり出くわしてしまった場合は適度な距離を維持することが重要です。

ハイキングやキャンプに行くとコヨーテに出くわす可能性も高くなるので、事前に対策を練っておきましょう。

まとめ

いかがでしたか。

カナダで見かける野生動物は、温和なものからトラブルに巻き込まれる可能性があるものまで様々です。

多くの場合は、動物たちが人間を避けてくれますが、万が一の時のために、どのような対処をしたら良いのか?日頃からどのようなことに気をつけたら良いのか?を知っておくと良いでしょう。

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