【カナダ移住体験談】カナダのクリスマスの過ごし方
目次
クリスマスの準備はいつから?
カナダでは、11月下旬から12月はじめにかけてクリスマスの準備が始まります。
各家庭でクリスマスツリーを出したり、家の外にクリスマスのライトを飾るなど、町中がクリスマスの雰囲気に変わっていきます。ショッピングモールなどのお店だけではなく、多くの自宅で飾り付けがされるので、薄暗い夕方に住宅街を散歩するだけでも、カナダらしいクリスマスの雰囲気を楽しむことができます。
高級住宅街では、クリスマスの飾り付けも豪華になり、クリスマスのイルミネーションを楽しむためにドライブに出かける人もいます。
どんなイルミネーションを楽しめる?
カナダのイルミネーションは、場所によって異なります。
例えば、バンクーバーなどの大きな街は、他の市内もより豪華にライトアップされ、キラキラと輝く街並みを楽しむことができます。お店が並ぶ道では、クリスマス用に飾られたショーウィンドウが並び、歩くだけでもクリスマスの雰囲気を味わえます。
グローサリーストアでは、これといった飾りはありませんが、クリスマスツリーやデコレーション、キャンディーケーンなど、クリスマスにまつわるものが多く売られているため、やはりクリスマスの雰囲気で満たされます。
店内にはクリスマスソングも流れているので、クリスマスに浸りながら買い物を楽しむことができるでしょう。
家庭ではどんな準備をする?
12月に入ると、多くの家庭でクリスマスに向けての準備を始めます。カナダの人たちは、クリスマスが近づくと、どのような準備をしているのでしょうか?
クリスマスツリーとリース
多くの家庭では、クリスマスツリーとリースが飾られます。日本でもお子さんがいる家庭などでは、ツリーを飾ることもあるでしょうが、カナダでは12月に入ってから慌ててクリスマスのデコレーションを買う人もいるので、飾り付けを買いたくても売り切れになってしまうことがあります。
クリスマスツリーやリースなどの飾り付けは、11月後半までに買い揃えておくと安心です。
クリスマスカード
日本で年始に年賀状を送るのと同じように、カナダではこの時期にクリスマスカードを送ります。
普段お世話になっている人には手渡しをして、離れている人には早めに郵送します。離れている場所に家族がいる場合は、クリスマスカードと一緒にクリスマスプレゼントを郵送で送る人もいます。
クリスマスカードは、手作りする人もいれば、お店で購入する人もいて、人によって違いますが、販売されているカードは様々なデザインのものがあって、カードを開くと音楽が流れたり、メッセージが飛び出してくるようなものもあります。
カードの金額は、シンプルなものであれば3ドル前後、高いものだと1枚10ドル前後です。
ジンジャーブレッドクッキー
この季節になると、ジンジャーブレッドクッキーを焼く人が増えます。
ジンジャーブレッドクッキーとは、材料に「生姜」が入っている固めのクッキーです。沢山作ってクリスマスツリーに飾ったり、ジンジャーブレッドハウスを作る人もいます。
ジンジャーブレッドハウスは、お店に行くとキットも売っており、手軽に楽しむことができます。
アドベントカレンダー
アドベントカレンダーとは、12月1日から始まり、毎日「小窓を開けていくと中から何かが出てくる日めくりカレンダー」のようなものです。
多くのアドベントカレンダーは、中にチョコレートが入っており、クリスマスまで毎日チョコレートを楽しんでいる子供たちをよく見かけます。
キャンディーンケーン
キャンディーケーンとは、赤と白のシマシマ模様のスティック型キャンディーで、食べるとミントの味がします。
キャンディーケーンは食べるだけではなく、ちょっとしたクリスマスプレゼントとして添えたり、クリスマスツリーに飾ることもあります。
街中でサンタクロースに出くわすと、メリークリスマス!と言って、キャンディーンケーンをくれることもあります。
クリスマスの挨拶
クリスマスが近づいてくると、街中で「メリークリスマス!」と挨拶をする人が増えます。
例えば、買い物をした時などに ‘Have a nice day!’ の代わりに ‘Merry Christmas!’ と言うなど、クリスマスの挨拶は、別れ際にすることが多いです。
サンタの靴下にはプレゼントが入るのはいつ?
海外の映画などで、暖炉に靴下が飾ってあるシーンを見たことがある人もいるでしょう。靴下の使い方は家庭によって違いが見られ、プレゼントを買う度に靴下の中にプレゼントを入れていく家庭もあれば、サンタが持ってきたプレゼントが靴下に入る家庭もあります。
日本では、プレゼント=1人1つのような感覚がありましたが、カナダでは1人の人が1人の子供に対して幾つものプレゼントを買うことが多く、靴下には入りきらないので、靴下の中にはクリスマスのお菓子だけを詰めることもあります。