【カナダ移住体験談】カナダでは2~3月が風邪のピーク!

風邪・インフルのピークは冬の終盤!

カナダでは、11月に入った頃から寒さが増して冬に突入します。

冬になると、風邪やインフルエンザなどが流行しますが、その中でも特に患者数が増えるのが2月~3月です。寒いだけではなく、季節の変わり目でもあるので、体調を崩す人が多くなります。

コロナも心配ですが、私が生活している周辺では、もうだいぶコロナに罹ったという人に会っていません。それよりも、最近では風疹が流行り始めているので、予防接種を受けていない人や妊婦さんは十分に注意するように!と呼びかけられています。

体調を崩したらどこに行く?

カナダの医療システムは、日本と異なります。

症状が軽ければ、ほとんどの場合は市販薬などを使って自宅で療養します。

クリニックに行くこともできますが、この時期のクリニックはインフルエンザや風疹など様々なウイルスが飛び交っている可能性が高いので、症状がひどくなければ自宅で療養する方が無難でしょう。

なお、薬などのアドバイスが必要な場合やサポートが必要な場合は、以下の方法があります。

811電話する

「811」とは、ナースコールのことで、ここに電話をするとナースから症状に合わせた対処方法などのアドバイスを受けることができます。

薬に関する質問の場合でも「811」に電話をして、その旨を伝えると薬剤師につないでくれます。

クリニックに行くほどではないけれど、体調が悪くてどうして良いか分からない場合(判断に迷う場合)は、まず「811」に電話をしてみましょう。

ウォークインもしくはファミリードクター

緊急ではないけれど診察を受けたい場合は「ファミリードクター」もしくは『ウォークインクリニック』で診察を受けます。

「ファミリードクター」とは、かかりつけの医師のことで、体調を崩したら最初に行く医療機関が「ファミリードクター」です。ご自身の「ファミリードクター」で診察を受けて、必要に応じて専門医を紹介してもらうことができます。

カナダに来たばかり、もしくは学生さんなどで「ファミリードクター」が見つかっていない人は『ウォークインクリニック』に行きます。

『ウォークインクリニック』は「ファミリードクター」がいない人が診察を受けることができるクリニックです。

たとえ「ファミリードクター」がいても、混雑などの理由ですぐに予約を取ることができない場合は『ウォークインクリニック』を利用することができます。

ただし『ウォークインクリニック』も非常に混雑しやすいので、なるべく早い時間に行くと良いでしょう。

Urgent Care

「Urgent Care」もウォークインクリニックのようなものですが、医療機材などが整っているので、大きな病院に行かなくても、その場で対応してもらえる範囲が広がります。

体調がかなり悪い場合などは「Urgent Care」に行くことで、検査や治療など必要な対応をしてもらえます。その場で対応できない場合は、病院に転送または紹介されます。

病院

カナダではほとんどの都市に病院があります。

ただし、日本とは異なり病院で診てもらうには、重症でなければなりません。症状が軽い場合、絶対に診てもらえないわけではありませんが、待ち時間が6時間を超えることもあります。

あくまでも病院は「最終手段」です。

病院に行くほどなのか?など、自身で判断できない場合は「811」に電話をして相談してみましょう。

症状や年齢、持病などの状況から、病院に行った方が良いのか、それとも「Urgent Care」に行った方が良いのか、などを伝えてくれます。

オンラインドクター

コロナ禍以降、オンラインドクターも普及しています。

クリニックにいる医師が電話で対応してくれるため、自宅などにいながら診察を受けることができ、他のウイルスをもらってしまうことに懸念を感じている人にはオススメです。

「Telus」では、ドクターとのビデオコールも提供しています。ビデオコールであれば、湿疹などが気になる場合など、画像を通して見てもらうことができるので、症状を伝えやすいなどのメリットがあります。

まとめ

私も今週は風邪で自宅療養していますが、幸いにも症状がひどくないので市販薬とサプリメントで対応しています。

また、日本で暮らしている家族からロキソニンを送ってもらっているので、発熱などの場合は重宝しています。もちろん、カナダにも様々な市販薬があります。

日本の市販薬でもカナダの市販薬でも、どちらでも良いので、自分に合った市販薬を見つけておくと安心でしょう。

sickness