【カナダ移住体験談】カナダと日本の学校(カレッジ)の違い

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カナダのカレッジについて

今回はカナダの学校、主にカレッジを中心に書いていこうと思います。

私自身、高校までは東京に住んでいたので、日本の学校に通っていましたが、その後、カナダでのカレッジに通い、日本とはシステムをはじめ、先生の教え方や生徒たちの取り組み方の違いに驚きました。

しばらくは、慣れるまでに時間が掛かりましたが、慣れてしまうとカナダの学校の方がプレッシャーが少なく、その一方で学べることが多いと感じました。

大量の暗記をして、テストが終わったら忘れてしまう授業よりは、授業に集中することで卒業につながるシステムの方が個人的には好きです(もちろん、感じ方には個人差があるでしょうけど)。

カナダのカレッジは参加型!

カナダのカレッジに通ってみて、最初に感じたことは「カナダの学校は参加型」だということです。

日本の学校では「先生が生徒に教える」ことが基本で、授業中は生徒が先生の話を聞き、ノートにまとめながら、テストに向けて覚える感じだったと思います。

それに対して、カナダの学校では、必要に応じてノートは取りますが、黒板などに書いたものを書くのではなく、先生が生徒に対して話題を振り、授業中はその話題について自由に意見を言い、ディベートを行います。

私が経験して感じたことは、メモを沢山取ったり、暗記をしなくても、実際に会話をすることによって、頭で考えることができ、それが記憶としても残るので、一つの授業の中で収穫できることが多い気がしました。

海外の人たちが討論好きだったり、主張が強いのは、学生時代にこのような経験を積んでいることも関係していると思います。

論文が多い

また、カナダの学校では課題が多いです。これはカレッジに限ったことではありません。

たとえば、小学校までは宿題といえばリーディング程度ですが、それ以降になると、やたらと提出物が多くなります。

論文、感想文、計画表など、期日までに言われたものを提出することで、ポイントを習得していくことができます。

卒業の基準は学校によって異なりますが、極端におかしくなければ、どのような内容であっても期日までに提出さえしていれば、落第することはなく(おそらく)、それは嬉しいところです。

ただし、論文を書く回数などは多いので、授業以外にも勉強の時間を計画的に確保しておくことが大切です。

試験勉強がしやすい

カナダのカレッジでは、先生が事前に「どの部分を覚えたら良いのか?」を教えてくれます。

日本の学校のように、大量に暗記したけれど、その部分はテストに出なかった!みたいなことが少なく、ヤマをはる必要もありません。

もちろん、日本の学校でも(カナダの学校でも)先生によって、多少は違うと思いますが、事前に覚える部分が分かっていると、必要なものを暗記して、それ以外の部分は授業中に経験することで学べるので、学期が終わる頃には、かなり知識がついていると感じました。

頑張っていれば落第しない!

卒業できなかったらどうしよう…。落第したらどうしよう…。

そんな不安もあるでしょうが、カナダの学校では頑張っている姿勢を見せていれば、先生は生徒を救ってくれます。

とは言え、これもまた先生にもよる部分が大きいでしょうが、これまで私が出会った先生は、出席率が足りていて、提出物が期日までに提出されていれば、頑張っている姿勢が見えるので、それで落第することはないと言っていました。

だからと言って、テストの勉強を怠って0点になってしまうと、落第の可能性はあるので、努力は必要ですが、怠けることなく、頑張っている姿勢を先生に見せることで、温情みたいな救いはあります。

まとめ

カナダの学校は、小学校までは楽だけど中学校以降は提出物が多くなるので大変!と言われていますが、日本の学校のように、中間テストや期末テストがない学校が多いので、個人的にはカナダの学校の方が楽に感じます。

また、授業の体制は参加型ですが、それさえ慣れてしまえば、あとは提出物の期日を守ったり、しっかりと勉強をしていれば、問題なく卒業することができます。

私の個人的な感覚では、日本の学校よりもプレッシャーが少ないと思います。

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