【カナダ移住体験談】カナダBC州のコロナ状況(2021年9月15日)

9月からは学校がスタート
今年も9月から学校がスタートしました。公立の学校でも、クラスは通常通りの登校で新しい年次がスタートしています。去年と違うことと言えば、マスクとワクチンでしょうか。
今年は、小学4年生以上の生徒は室内でのマスク着用が義務化されており、キンダーから3年生までは義務ではないものの「可能であればマスクを着用しましょう」と言われています。
12歳以上になると、現在はコロナのワクチンを受けることができるため、地域でのワクチンクリニックも拡大されています。学校からも各家庭にワクチンに関する手紙が送られており、アレルギーなど身体的な理由がない限りは、ワクチン接種を勧められています。
ワクチンパスポート
9月13日からは、ワクチンパスポートが始まりました。まだ始まったばかりなので、私自身はワクチンパスポートを必要とされる場所には訪れていませんが、念のためにパスポートを取得しました。
10月24日までは、1回のワクチンを受けていれば、オンラインで5分程度でワクチンパスポートを取得することができます。パスポートには名前が書かれており、QRコードが掲載されています。この画面を印刷またはスクリーンショットをして、必要に応じて掲示します。
QRコードには個人情報が含まれているため、取り扱いには注意が必要です。
このワクチンパスポートの取得には、現在のところ、CARE CARD(国民健康保険)が必要となっています。留学などで、カナダを訪れていて、QRコードがない場合は「ワクチンを受けたこと」を証明できるように、何かしらの準備をしておくと安心でしょう。
規制の軽減
ワクチンパスポートの開始にあたり、これまであった規制は軽減されるとの発表がありました。
ワクチン未接種者に関しては、不便な面が多い現状ですが、ワクチンパスポートを取得している人は50人以下のイベントに参加することができるようになり、ジムなどでの集まりやクラスも行われていきます。
ただし、マスク着用の規制はまだしばらく続くようです。
7月にマスク着用の義務がなくなった時、マスクの価格が大幅に下がっていたお店が多かったですが、まだしばらくマスクが必要になると、価格が戻る可能性も考えられます。
マスクは、本当に可愛らしい柄を様々なお店で見かけるようになりました。特に、アパレル関係のお店では、新しいシャツのデザインにマッチするマスクなども販売されています。
マスクに関しては様々な意見がありますが、個人的な意見としては、このような可愛らしいマスクを着用して出かけることが楽しみの1つにもなっています。
ちょっと可愛いマスクを使っていると、「どこで買ったの?」と聞かれることもあります。
コロナ予防にマスクは効果があるのか?
室内でのマスク着用が義務化されてから、私も室内ではマスクを着用しています。カナダでは、マスクを着用することは、自分を守るためというよりも周囲を守るためと言われてきました。
私自身、マスクを着用することができない小さな子供に関わる仕事をしているため、職場でマスクを着用する前までは、子供たちの間で風邪などが流行るたびに体調を崩したり、仕事を休んでしまうことが多くありました。
しかし、職場でマスクを着用するようになってからは、マスク未着用の子供達の間で風邪が流行っても、風邪をひかずに過ごせるようになったと思います。
「相手を守るためのマスク」と言われていますが、このようなことを考えると、マスクを着用することによって、自分自身を守ることができているように感じます。
コロナに関しては、特にデルタは感染力が強いと言われているので、マスクで100%の予防は難しいと思いますが、それでもマスクを着用することにより「うつさない」「うつされない」を実現できているのではないかと思います。
マスク着用の義務がなくなった7月以降、感染者数が一気に増えたことも考えると、1人でも多くの人がマスクを着用することで、感染者数を最小限に抑えることに繋がるのではないでしょうか。