【カナダ移住体験談】カナダのコロナ状況とワクチンについて
【カナダの新型コロナウイルス】1日の感染者数とワクチン接種
カナダでは、2020年末から新型コロナのワクチン接種が開始されています。
私たち家族が暮らしているブリティッシュ・コロンビア州では、今年の初め頃に比べると1日の感染者数が大幅に減少しており、2021年1月には1日の新規感染者数が800人程度でしたが、現在では100人以下にまで減っています。
もちろん、日によって数は前後しますが、感染者数が大幅に減ったこともあり、対策なども徐々に変わっています。例えば、2021年7月上旬には、公共の場所でのマスク着用が「義務」から「任意」へと切り替えられた時がありました。
これにより、外出する人も増え、私が住んでいる地域でも、別の州からやってきたと思われるナンバープレートの車を多く見かけるようになり、観光客が増えている印象を受けました。
オカナガンエリアではマスクは義務
ブリティッシュ・コロンビア州のオカナガン湖周辺にある町では、多くのワイナリーが存在しており、毎年多くの観光客が訪れてます。その影響もあって、マスクの着用が義務から任意に変わって以来、感染者数が増えています。
ブリティッシュ・コロンビア州の1日の新規感染者数の半数以上が、このオカナガンエリアから発生しているため、この地域に限っては、再びマスクの着用が義務付けられました。
マスク着用義務の張り紙は、以前ほど見かけませんが、公共の場所に行くと、多くの人がマスクを着用しています。
マスクを着用しているのはオカナガンエリアだけではありません。バンクーバーエリアでも、現在はマスクの着用が任意になっていますが、まだまだ多くの人がマスクを着用しています。バンクーバーの日本大使館でも、室内に入る前にマスクを着用するように指示されます。
少しずつ「ノーマル」な生活に戻ろうとしているところですが、まだまだマスクは手放すことはできない状況です。
ワクチン接種者も感染!?
カナダでは、ワクチン接種者が急増しており、世界の中でも「ワクチンを少なくとも1回受けた人」の数がトップクラスです。ワクチン接種が広がるにつれて、1日の新規感染者数は減少してきましたが、まだまだ油断はできません。
1日の新規感染者数の中で、どのような人が感染しているのか?を詳しく見てみると、78%はワクチン未接種者だとされていますが、残りの22%のうち、18%はワクチンを1回接種した人、4%はワクチンを2回接種した人です。
ワクチンは2回接種することで、効果を高めることができるとされていますが、それでも100%ではありません。
ワクチンを接種しても、手洗いなどや消毒などの対策は引き続き行う必要がありそうです。
ワクチンと12歳以下の子供
ワクチン接種は、12歳以上を対象に進められています。
12歳以下の子供達については、現在は適用するワクチンがありません。
子供のコロナ感染に関しては、多くの場合は無症状もしくは軽い症状だと報告されていますが、なかには症状が悪化して生死を彷徨うこともあります。子供たちを守るためにも、まだまだマスクの着用やソーシャル・ディスタンスなどの配慮は続くでしょう。
※最後に※
今回の記事はワクチンを強く推奨するものでも、否定するものでもありません。実際のところ、ワクチン接種が進むにつれて、新規感染者数は減っていますが、ワクチン接種はカナダでも任意であり、副反応なども踏まえて、ご自身で判断する必要があります。