【カナダ移住体験談】カナダのクレジットカードシステム

公開日:2019.09.05

カナダではクレジットカードが便利

カナダでは現金を持ち歩く人が少なく、カードで支払いをする人が大半です。

そのため、ほとんどのお店ではデビットカードやクレジットカードでの支払いを受け付けています。

バンクーバーやトロント、オタワ、モントリオールなど、大きな都市では、停電等の理由で機械が使えない場合を除き、カードが使えないお店はまずありません。

逆に、人口が少ない小さな村などに行くと、テクノロジーを利用する人が少なく、カードが使えない場合もあります。

確実にカードを使うことができるお店は、ガソリンスタンドに併設されている小さなお店や、スーパーなどのチェーン店です。このようなお店を見つけることができれば、カードを使うことができるでしょう。

カナダで使うことができるクレジットカードの種類は、ビザとマスター、そしてアメリカンエキスプレスです。

ビザまたはマスターカードがあれば、カードでの支払いに困ることはないでしょう。ただし、アメリカンエキスプレスに関しては、取り扱っていないお店もあります。

日本ではJCBも使われていますが、カナダではJCBのクレジットカードは使うことがほとんどできません。

海外旅行などでクレジットカードを持ってくる場合には、ビザかマスターカードがオススメです。

クレジットカードの支払い方法は、カナダと日本では大きく異なります。

日本では、決められた日付に銀行口座から引き落とされます。支払い回数も、支払いの際に一括払いか3ヶ月払い、ボーナス払いなど、選択肢があります。

それに対してカナダのクレジットカードは、銀行口座から引き落とされることはなく、支払い期日までに最低額以上の額を自分で決めて支払います。

多くのクレジットカードでは、1ヶ月＄10以上支払うことにより、利子の増額を避けることができます。しかし、1ヶ月に＄10払うだけでは、ほとんどの場合、残高が増えるだけで、支払いが永遠に終わりません。

そのため、クレジットカードを使う際には、いつ、いくら支払って返済するのか？と、きちんと計画することが大切です。可能であれば、一括もしくは2回に分けて支払うように計画すると、クレジットカードの滞納を避けることができます。

カナダのクレジットカードの支払いシステムは、自己責任が問われます。なかには、毎月使った金額をしっかりと返済する人もいますが、クレジットカードの支払いを後回しにしてしまい、残高がいつまで経っても減らずに困ってしまう人も少なくありません。

そのため、「クレジットカードの支払いが終わっていない」というカナダ人は、とても多いです。

カードでの支払いが便利なカナダでは、通常のデビットカードやクレジットカードの他に、「デビットビザ」も多く使われています。

デビットビザとは、銀行が発行するデビットカードに「ビザ機能」が追加されたものです。

デビットカードは基本的には「店頭のみ」で使うことができるカードですが、カードにデビットビザが追加されることで、オンラインでも使うことができるようになります。

ただし、オンラインストアによっては、デビットビザではなく、通常のクレジットカードしか取り扱っていない場合もあるので注意が必要です。

デビットビザで支払うことのメリットは、通常のクレジットカードとは異なり、使った金額がタイムリーに銀行口座から引き落とされるので、支払いの滞納の心配がありません。

デビットビザを使ってオンラインショッピングをする際には、カードの番号をはじめとする必要事項を記入して支払い手続きを行います。

私が知っている限りですが、アマゾン（カナダ）ではデビットビザを使うことができました。
しかし、ホテルなどを予約するBooking.comではデビットビザは使うことができず、通常のクレジットカードが必要です（2019年9月現在）。

日本では、現金を持ち歩く人が多く、日常的に現金を使います。

「現金払い」の文化の影響で、ちょっとした暗算も得意です（10円玉4枚ではなく、50円玉1枚でお釣りが来るように計算して支払ったり…）。

このような暗算を即座にすると、カナダ人に驚かれることが多々あります。