【カナダ移住体験談】コロナの規制が大幅に解除

カナダBC州では大幅な規制緩和

2022年2月15日、私が暮らすカナダのBC州では、コロナの規制が大幅に解除されると発表されました。

カナダでは、幾つかの州でコロナに関する規制が徐々に解除されています。BC州での規制緩和は2022年2月16日の23時59分に行われ、翌17日からは屋内・屋外でのイベント・集会、レストランや映画館などでの人数制限が解除されました。

規制解除、緩和に伴い、ラジオなどでもサービス業の宣伝が頻繁に流れ始め、「ノーマル」に戻ることを楽しみにしている人が沢山いることが分かります。

現在の規制(BC州)

コロナに関する規制は州によって異なりますが、BC州では現在のところ、公共の屋内施設でのマスク着用義務とワクチンパスポートの規制は残ったままになっています。

多くの規制が解除される中、政府はワクチンパスポートに関して、さらに強化しており、ドクターやナース、歯科医など、医療従事者へのワクチン接種をこれまで以上に進めています。

また、数週間に渡って行われている規制解除を求めるデモでは、ワクチンパスポートとマスク着用義務の解除を強く求めていますが、この2つの規制はまだ緩和・解除されそうにありません。

ワクチン接種者が増えた時期に、BC州では大幅に新規感染者数が減少しました。その結果、一時は多くの規制が解除され、屋内でのマスク着用も義務から推奨へ変わりました。しかし、マスク着用義務を解除した2週間後には、急激に感染者数が増えてしまい、再びマスク着用が義務に戻りました。

このような経緯もあるため、ワクチンとマスク着用は、しばらくの間は続けられていくのではないでしょうか。

旅行の規制も解除

カナダ連邦政府は、2022年2月28日以降に「カナダ人が海外からカナダに帰国する際、到着前のPCR検査を免除する」と発表しました。ただし、これはワクチン接種者に限られており、ワクチン未接種者の場合は、現状通り、帰国時にPCR検査を受ける必要があります。

現在、自宅で検査できる『rapid-test』も出回っていますが、このテストでは入国要件を満たすことができません。

ただし、ワクチン接種者でも、到着時に検査を受けるように、と指示される場合があるようです(ランダムらしいです)。

Travel Health Noticeの緩和

2021年12月~2022年1月は、オミクロン株の流行で、感染者数が急激に増えていました。

これにより、カナダ連邦政府は「不要不急の旅行を避けるように」と推奨してきましたが、最近は新規感染者数がやや落ち着いており、レベルも3 → 2に引き下げられることになりました。

デモに対する対応

オタワでは、コロナに関する規制の緩和と解除を求めたデモが続いてきました。

このデモは、カナダの経済面・生活面にも影響を与えており、流通の減少によって景気が下がる可能性も指摘されています。警察も介入し、デモの解散に向けての行動が始まっています。

警察は、デモを行っているトラッカーに対して「すぐに撤退する」あるいは「逮捕状を受けるか」と選択を呼びかけています。公共の道路を意図的に塞ぐことは違法なので、逮捕は合法であると主張しています。

幾つかの州では、すでに規制緩和が実行されています。

もちろん、世界的な流行がまだ終わっていないことや、カナダでも再び新規感染者が増える可能性もあることなど、様々な理由があって、完全解除までは時間が掛かると思います。

デモ参加者たちの気持ちも理解できなくはないのですが、実際にデモで不便を被っている人たちもおり、今後、どのように判断して行動して行くのか?も気になるところです。

STAY Safe