【カナダ移住体験談】日本とカナダの文化はココが違う!
カナダは知らない人ともおしゃべり
「カナダ人はフレンドリー」と言われるように、カナダでは知らない人とも平気でおしゃべりをします。
バスや電車を待っている間、公園などで面白いシーンに遭遇した時、長蛇の行列に並んでいる時など、知らない人とおしゃべりをすることは普通です。
「話をすることが目的」ではなく、頭に浮かんできたものをそのまま口から出すことがカナダ人の特徴と言っても良いかもしれません。
思ったことをそのままストレートに口に出し、それを聞いた人がその言葉に反応し、自然に会話が始まります。まるで、家族が外出先で会話をしているような、ちょっと不思議な光景です。
ただし、おしゃべりをしたからと言って「友達になる」わけではありません。
カナダでは、知らない人とも平気で話しますが、友達を作るきっかけはイベントや仕事、友人の交友関係など、日本とさほど変わらない感じがします。稀に、毎日同じバスなどに乗り、毎日話すことをきっかけに、電話番号を交換することはあるようですが…。
バスや電車の席は譲る
日本でも席を譲ってくれる人はいますが、仕事で疲れている人が多いこと、電車に乗る時間が長いこと等、様々な理由があって「できることなら座っていたい」と、寝たフリや気付かないフリをして過ごすこともあるでしょう。
しかし、カナダではお年寄りや妊婦さん、ストローラーを押しているお母さん、小さな子供を抱えているお母さんなどは席を譲られることが多いです。むしろ、そのような人が近くにいるのに席を譲らないで座っていると、他の人から席を譲らないことについて責められることもあります。
ストローラーを押しているお母さんがバスに乗ってきても優先席をどかない人がいる場合は、バスの運転手から席を譲るように指示されます。指示に従わない場合には強制下車を命じられるか、さらに反抗する場合は警察が来ることさえあります。
レディーファースト
カナダでは「差別は禁止」されています。しかし、レディーファーストは守られています。
例えば、お店に入る時に女性が男性と同じタイミングでドアに近づいた場合、多くの場合では男性がドアを開けて、女性は「Thank you」と言いながら中に入って行きます。
私がカナダに来たばかりの時、バスの中で立っていたら、突然席を譲られたことがありました。妊婦でもなく、子供もいないのにどうしてだろう?と思っていたのですが、友達に話したところ、レディーファーストを守っている人が今でも多く、女性というだけで席を譲られることもあるのだと教えてもらいました。
日本では、そのような文化がないので、ちょっとした驚きでした。
バスのルートが突然変更!?
カナダではバスが時間通りに来ないことが多々あります。
また、時間通りに来ないだけでなく、突然、何の予告もなくルートが変わることもあります。ルートが変わる理由は、バスの運転手さんのトイレ休憩や道路工事など様々ですが、バスで移動する時は、時間に余裕を持っておかないと大変です…。
デビットとクレジットカード
カナダではもともと、日本よりもクレジットカードが普及していましたが、ここ10年ほどはデビットカードも普及したため、現金を持ち歩く人がめっきり少なくなりました。
「クレジットカードやデビットカードを取り扱っていないお店はない!」と言っても、大げさではないほど、多くのお店でカード支払いが行われています。
ただし、お店によってはクレジットカードの場合、ビザとマスターカードに限定されていることもあります。また、天候が悪く、停電になってしまうと、インターネットが途切れるため、一時的にカードでの支払いができなくなることがあります。
ちなみに、10年まではチェックが多く使われていましたが、デビットカードが普及するようになってからは、チェックを使う人はほとんどいなくなりました。
ファーマーズマーケットなどでは、最近はカードの支払いを取り扱っているお店も増えましたが、今でも現金のみのお店もあるので、ファーマーズマーケットに行く際は、現金を用意していくと良いでしょう。