【カナダ移住体験談】ドッグカフェ&キャットカフェ巡り!

ペットフレンドリーなカナダ
カナダに移住してからというもの、日々の暮らしの中で驚くことはたくさんありますが、特に印象的だったのが「ペットとの共生文化の豊かさ」です。
街中で犬を連れた人を多く見かけるだけでなく、犬や猫と過ごす時間がごく自然に生活に溶け込んでおり、飼い主もペットも無理なく楽しめる場所がたくさんあります。
アパートだけでなく、大きな一軒家も沢山あるので、大型犬を飼っている人も多くいます。
そこで見つけたのが、ドッグカフェとキャトカフェ。どちらも新しいお店です。
今回は、実際に足を運んだドッグカフェとキャットカフェについてご紹介したいと思います。
ドッグカフェ
まず訪れたのは、ドッグカフェ。
ここは、人間のカフェスペースと犬用の飲食エリアが分かれていて、それぞれが安心して過ごせるように工夫されています。
店内に入って、まずはカウンターで注文。
人間用のドリンクや軽食のほかに、犬用のメニューがずらりと並んでいました。犬用のケーキやクッキーはもちろん、「ドッグカクテル」と呼ばれるノンアルコールの飲み物まであり、そのユニークさに思わず笑顔になりました。
犬用エリアには、小型犬も安心して遊べるスペースがあり、その一角では犬のおやつやグッズも販売されていました。
可愛らしいおもちゃ、リード、おしゃれな服などが並び、見ているだけでも楽しい空間でした。
私は、犬用の小さなクッキーをいくつか購入し、カフェスペースで自分のコーヒーを楽しみながら、犬におやつを与えました。
まさに『癒しのひととき』です。
驚いたのは、犬を飼っていない人もこのカフェを利用していたことです。
ガラス越しに犬たちの様子を眺めながら静かに読書をしている人もいて、「犬がいる空間が好きだから」と話してくれました。
犬連れの人もそうでない人も、気兼ねなく同じ空間を共有できるのは、設備やルールがしっかりしているからこそ。ペットと人間が共に心地よく過ごせるよう考えられている点に、カナダらしさを感じました。
キャットカフェ
次に向かったのは、キャットカフェです。
こちらはペットの持ち込みは禁止で、カフェにいる猫たちとふれあうスタイルです。
入店前に簡単なルールの説明があり、猫を無理に抱っこしたり追いかけたりしないこと、写真を撮るときはフラッシュを使わないことなど、猫のストレスにならないよう細やかな配慮がされていました。
店内には10匹ほどの猫がいて、自由気ままに過ごしています。高い棚の上から周囲を眺めている子もいれば、ふかふかのクッションで丸くなって眠っている子も。
お客さんが近づくとすっと寄ってきてくれる猫もいて、まるで「接客上手なスタッフ」のようでした。
私はホットコーヒーを飲みながら、テーブルの上でくつろぐ猫を眺めて、しばし時間を忘れてしまいました。
このカフェには、ペットを飼いたくても住宅事情やライフスタイルの都合で飼えないという方が多く訪れるそうです。
「ここに来ると心が落ち着く」「週に一度の癒し時間」と話していた常連らしき女性の言葉に深く共感しました。
動物と触れ合うことで癒される気持ちは、飼っているかどうかに関係なく、誰にとっても大切なものだと改めて感じました。
まとめ
カナダのドッグカフェもキャットカフェも、どちらも動物への愛情があふれた空間でした。
単なる“おしゃれスポット”ではなく、動物の安全や快適さを第一に考えて設計されていることが伝わってきます。ペットと暮らしている人にとってはもちろん、動物が好きなすべての人にとっても、心がほぐれる場所になっているのです。
移住してから、こうした日常の中の癒しを見つけるたびに、「ここで暮らしてよかったな」と感じることが増えています。ペットと過ごす時間がもっと豊かに、そして身近になるカナダの生活。
犬派の方も猫派の方も、ぜひ一度訪れてみてください。モフモフと過ごすひとときが、きっと忘れられない思い出になるはずです。