【カナダ移住体験談】家族で楽しめるドライブインムービー
ドライブインとは?
先日、いつもより遠出をしてドライブインに行ってきました。
ドライブインとは、屋外の映画館(あるいは映画館を含む商業施設)で、広い敷地に大きなスクリーンがあり、車を停めて車内から映画を楽しむタイプの映画館です。
音声は車の中でも不自由なく聞こえるように、車のラジオを利用して聞きます。
カナダは日が沈む時間が遅いため、最初の放映時間はおよそ21時頃からになります。
デートの定番でもあるので、たくさんのカップルが訪れていますが、家族や友人同士、おひとりで来ている方も多く見かけ、誰でも楽しめるものとして浸透しています。
車の中に4人以上いる場合は、フロントからでは画面が見えにくいため、車を前後反対に停めて、車の後ろを開けて座った状態で映画を楽しむ人もいます。
チケットはどこで買う?
ドライブインのチケットは、基本的にオンラインで事前に予約します。
ドロップインでも席が空いていれば入口でチケットを買うこともできますが、その場合は満席になる前に到着する必要があるので、時間に余裕を持って到着しましょう。
パンデミック前までは、現地でチケットを購入する人が多かったですが、パンデミック後はオンラインを利用する人が増えたこともあり、入口の列に並んでいる車はほとんど「チケット購入済み」の人でした。
ドライブインにある施設
ドライブインは車の中以外は完全に屋外ですが、ポップコーンやドリンクを販売しているお店は建物の中にあります。その建物はとても小さく、屋外にわたって列ができるため、冷房などは効いていませんでした。
私が利用したお店では、ポップコーンやドリンクの他に、チョコレートや綿菓子などの甘いもの、そしてポテトチップスなどの塩っぽいおやつなどがありました。支払いはクレジットカードやデビットでも可能ですが、カードでの支払いをすると、お店側が手数料を払わなくてはならないので「キャッシュがある人はキャッシュでお願いします」との張り紙もありました。
カナダではパンデミック後にキャッシュを使う人が減りましたが、最近はキャッシュの文化を生き返らせようとデモを行っている人もいて、古いスタイルを守ろうとする雰囲気も見られます。
ドライブインに持っていくもの
ドライブインに持っていくものですが(人によって異なるでしょうが)後部座席を倒して映画を楽しむ場合は、ブランケットや毛布、クッションなどを持っていくと良いでしょう。
なかには、キャンプなどで使う屋外用の椅子を持ってきて、車の外に座って映画を楽しむ人もいます。
また、ドライブインの敷地内には虫が沢山います。窓を開けると車の中に蚊が入ってくることもあるので、虫除けスプレーなどがあると安心です。
映画を見ている間は、車を停めた状態でラジオをオンにして音声を聞きます。場合によっては車のバッテリーが落ちてしまうことも考えられるので、事前に対策を練っておくと良いでしょう。
なお、ドライブインは屋外ですが、基本的には食べ物や飲み物の持ち込みが禁止されています。
だからと言って入口で検査をされたりするわけではないですが、車の中に食べ物やドリンクがある場合、目立たないようにしておきましょう。
映画以外に楽しめること
ドライブインは屋外なので、映画だけでなく簡単な屋外活動も楽しむことができます。
犬を連れて来場している人も多く、映画が始まる前まで、車の外でフリスビーをして遊んでいる光景も見ました。
また、小さなお子さんと一緒の場合、映画が始まる前まで、屋外で体を動かして楽しむことができるのも良い点だと思います。仮に映画の途中でお子さんが寝てしまっても、車の中なので、映画が終わったら起こさずにそのまま帰宅することができます。
上映時間は遅め
ドライブインは屋外なので、上映時間は遅いです。
施設にもよりますが、私が行ったところは1日に2つの映画が上映されていました。1つ目の映画の開始が21時頃で、2つ目の映画は1つ目の映画が終わった後なので、終わる頃には深夜0時を過ぎています。
地元に住んでいる人は、映画が終わった後、すぐに帰宅できますが、遠くから来ている場合は帰りの運転もあるので、2つ目の映画を見ずに帰る人もいます。
まとめ
ドライブインは、屋外で楽しめる映画館で、スタイル的には古いですが今でも人気があります。非日常を味わうことができるので、気分転換や思い出作りなどにも良いでしょう。