【カナダ移住体験談】ロックダウンで増加したDVと感染者数の減少

新型コロナウイルス カナダの現状
2020年3月中旬から行われているロックダウンですが、5月から少しずつビジネスが再開しようとしています。
とは言っても、まだ新しい感染者がいるため、ソーシャル・ディスタンスを取ること、大人数のグループを避けることなど、規制の中でのビジネス再開になります。
学校は3月の春休みからオンラインを通してのリモート形式で行われています。
市内ではスーパーマーケットや薬局以外のお店はほとんど閉鎖されており、必要のない外出は散歩を除いて控えるように推奨されています。
ロックダウンでDVが増加
ロックダウンに入ってから、自宅で過ごす時間が増えました。
大掃除を行う人もいれば、家族とゆったり過ごす人、自宅で仕事をする人など様々ですが、自宅で過ごす時間が多くなったことにより、ポジティブなことだけでなく、ネガティブな現実に直面している人もいます。
カナダのニュースで見聞きするのは、DVの増加です。
外出することもできないイライラや、常に自宅の中で顔を合わせる息苦しさなど、些細なことでの夫婦喧嘩が増え、それがDVへと発展しているようです。
幸い、カナダでは子供に対する虐待を耳にすることは少ないのですが、大人同士の暴力やDVは日本より深刻かもしれません。
これまで、DVなどの問題がある場合は、シェルターに行くなどして対応することができました。しかし、ロックダウンにより人々の行動が規制されており、通常のような身動きを取ることができません…。
新しい感染者は減少傾向
カナダBC州での新型コロナ感染者数は、カナダ時間5月14日現在2,376人となっています。
1日の感染者数は、4月下旬には100人を超える日もありましたが、5月に入ってからは100人以下を維持しています。日によっては1日の感染者数が0人の日もありますが、油断はできません。
また、BC州では暖かいと感じる日だけでなく、夏のように暑い!と感じる日も増えつつあります。それと同時にビジネスも少しずつ再開するので、これまで家に引きこもっていた反動なのか、行動範囲を広げて外出するようになった人が増えています。
ロックダウンに疲れて、早く行動範囲を広げたい気持ちは理解できます。ただ、同じくらいに急に行動範囲を広げることに不安や抵抗がある人も多く、しばらくは悶々とした日が続きそうです。
学校再開に反対する人
カナダBC州では、6月から短時間授業で、学校を再開する計画が進められています。
しかし、「まだ新しい感染者がいる段階なのに急ぎ過ぎではないか?」と反対している人もいます。
現在は、基本的には閉鎖されていますが、エッセンシャルワーカー(医療従事者、警察、消防士、食料販売店など)で働く人の子供のみ受け入れられています。
また、6月からの短時間授業(予定)は、以前のように全員が出席するのではなく、1日に登校する生徒の数を制限しながら再開するようです。
人数制限をしても学校の再開に不安を感じる人は多く、6月からの学校に関しては、これまで通り自宅でホームスクールを行うか、あるいは短時間授業に通うか、選択することができるそうです(正式な決定ではありません)。
個人的には、たとえ選択することができなかったとしても、自主的に学校には通わせない家族も多いのではないか?と思います。
ロックダウン、そしてロックダウンに伴うDV、学校やビジネスの再開など、課題はたくさんありますが、少しずつ外出ができるようになっています。
外出ができること、ビジネスが再開されること等、日常生活に戻ることで、DVの問題も解決されることを願います。


アメリカ
中国
オーストラリア
タイ
カナダ
イギリス
ブラジル
ドイツ
フランス
韓国
シンガポール
マレーシア
ハワイ
台湾
インドネシア
ニュージーランド
フィリピン
ベトナム
イタリア
スペイン
アルゼンチン
メキシコ
スイス
インド
オランダ
ベルギー
グアム
パラグアイ
アラブ首長国連邦
スウェーデン
ペルー
ボリビア
カンボジア
オーストリア
ロシア
ミャンマー
アイルランド
トルコ
フィンランド
チェコ
チリ
デンマーク
ハンガリー
ポーランド
南アフリカ
サウジアラビア
コロンビア
ノルウェー
ネパール
パキスタン











