【カナダ移住体験談】日本からカナダへの入国で必要なこと

日本からカナダへ

新型コロナウイルスのパンデミックが始まった頃は、国境を越えることも一苦労でしたが、最近では多くの国でコロナに関する規制が緩和されており、国外に出ることも以前ほど難しいものではなくなってきました。

とは言っても、パンデミックが始まる前とは少し事情が異なります。先日、日本へ一時帰国をして、再びカナダに戻って来たので、今回は日本からカナダに行くために必要なことや手続きの手順などについて紹介します。

出発前に準備すること

日本からカナダに向かうために、何が必要でしょうか。1つずつチェックしていきましょう。

パスポート

まずは、パスポートです。パスポートは5年もしくは10年のものを作ることができます。

既にパスポートを持っている人は、パスポートの有効期限を確認しましょう。カナダ滞在中に期限が切れる人は、出発前に新しいパスポートを申請する必要があります。

また、滞在中は大丈夫だけど、帰国予定日と有効期限が近い人も念のために新しいパスポートを用意しておくと安心です。天候などの理由で飛行機がキャンセルになり、帰国日が数日ずれてしまうこともあります。

航空券

航空券も必要です。

船でカナダに渡航する場合は航空券ではなく、クルーズ船などのチケットが必要ですが、ここでは飛行機でカナダに渡航することを前提としてお伝えします。

日本からカナダに渡航する際に、よく使われている航空会社は「Air Canada」もしくは「Japan Airline(JAL)」です。金額はあまり変わりませんが、購入する場所によって差が出ます。

航空会社のウェブサイトから直接購入する、もしくはトラベルエージェントなどを利用する等、様々な方法がありますが、セールなどがあると、かなり割り引かれた金額でチケットを購入することができます。

カナダに到着してから国内線を使う場合は「Air Canada」もしくは「West Jet」が多く利用されています。「West Jet」は国内線を中心としたカナダの航空会社です。日本から「Air Canada」でカナダに到着する方は、そのまま「Air Canada」を利用して乗り継ぎすることが多いです。

永住権や市民権を所持している場合を除いて、航空券は必ず往復チケットを購入しましょう。片道航空券では入国を拒否される場合もあります。

ETA(ビザ)

カナダに入国するためには、永住権もしくは市民権を所持している場合を除いて「ETA」の申請が必要です。

「ETA」はオンラインでも申請可能で、入国前に必ず準備しておく必要があります。一度申請すると5年間有効です。出発前には「ETA」を申請する必要があるか、必ず確認するようにしましょう。

観光ビザで入国する場合は、往復の航空券と「ETA」があれば、入国審査の際に半年のビザをもらうことができます。ちなみに、日本を出国するときのスタンプは必要な人のみとなっています。出国の日を明確にするためにも、スタンプを忘れずにもらうようにしましょう。

観光以外の場合は、PRカードやワーキングホリデー、学生ビザなど、必要に応じてビザを用意します。PRカードを所持している人は、日本に帰国する前の時点で期限を確認しておく必要があります。

ArriveCan

パンデミックが始まってから新しく取り入れられたものが「ArriveCan」です。

スマートフォンにアプリをダウンロードし、必要事項を記入することにより、入国審査をスムーズにしてくれます。「ArriveCan」は、いつでもダウンロードすることができますが、必要事項の記入は入国72時間前にならないとできません。カナダ入国の72時間前になったら、必要事項を記入しましょう。

必要となる情報は、航空券の情報、パスポート、ワクチン証明の有無などです。

ワクチン証明書

カナダに入国するためには、2回以上のワクチンを受けている必要があります。

カナダでワクチンを受けた人は、カナダでのワクチンパスポートを「ArriveCan」に登録して使うことができます。日本でワクチンを受けた人は、役所に行って英語表記のワクチン証明書を発行してもらい、QRコードを使って「ArriveCan」にワクチンの情報を登録することができます。

陰性証明は必要?

以前は、カナダへの入国の際に新型コロナの陰性証明が必要でしたが、現在ではカナダへの入国に陰性証明は求められません(ワクチンを受けている場合)。

逆に、カナダから日本に向かう時には、カナダを出発する72時間前までにPCR検査を受けて陰性証明を取得する必要があります。

コロナ禍になってからは国境を越えることも一苦労ですが、個人的には実際にやってみると、思っていたよりも簡単でスムーズでした。

なお、新型コロナの感染状況によっては、必要書類やルールなどが変更になる可能性があります。渡航直前に、しっかりと確認しておきましょう。

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