【カナダ移住体験談】カナダでよく使われているジェスチャー
カナダで使われているジェスチャー
カナダに限ったことではないですが、海外では日本よりもジェスチャーをよく使います。
国によっては、挨拶の代わりにキスをしたり、挨拶の際に手を合わせたり…。
そこで今回は、カナダでよく使われるジェスチャーを紹介していきたいと思います。
ハグ
ハグは洋画などで見かけることが多く、知っている人も多いでしょう。
外国人全般がしているように思っている方もいるかもしれませんが、カナダでは初対面でハグをすることはあまりありません。
ハグは恋人や家族など、親しい間柄で交わされます。また、カナダで生まれ育ったカナダ人でも、家族がハグの習慣を持っていなければ、日常生活ではハグをしない人もいます。
ハグをするシチュエーションを幾つか例に挙げると、クリスマスパーティーなどの帰り際、空港などで見送るとき、送別会、誕生日、仲直りの印など、特別なイベントの時にされることが多いです。
握手
握手はビジネスシーンだけでなく、誰かと初対面で会った時や知人を紹介された時などにも使います。
握手=堅いイメージがあるかもしれませんが、カナダでの握手は相手を信頼している、または相手を受け入れている証にもなり、握手の力が強ければ強いほど、相手への信頼度と好感度が高いことを示します。
新型コロナのパンデミック以降、握手をする習慣は激減してしまいましたが、2022年になってから、ようやく初対面で握手をする人が再び増えてきたように感じます。
握手を求められたら、基本的には手を出しますが、作業中などで手が汚いなどの時には ‘I’m sorry, but my hands are dirty’ と言って断れば失礼になることはありません。
握手は初対面の時だけでなく、契約などを結んだ時にも交わされます。
笑うときは膝を叩く
日本人は大笑いした時に、両手を叩いて笑う習慣がありますが、カナダでは両手を叩く代わりに膝を叩いて笑う習慣があります。
膝を叩くときは、軽くではなく、片手で大きく跳ね返るようにすることで「面白かった」という気持ちを相手に伝えることができます。
アイコンタクト
カナダでは、レストランで注文をする時など、大きな声を出す(大きな声で呼ぶ)ことがマナー違反だと考えられています。日本のように「すみませ~ん」と言って呼びません。
代わりに、近くのテーブル担当者を探し、見つけたら目を合わせて、表情で相手を呼びます。または、軽く手を上げて笑顔を見せることで、スタッフに来てもらうことができます。
日本のように、ボタンを押して呼ぶシステムも、私は見たことがありません。
Noのサイン
子供から大人まで、人差し指を顔の前に出して左右に振るジェスチャーをします。
これは「No」を意味します。大きな声で子供に「No」と言えることができない場所にいる時など、親が静かに子供の顔を見ながら人差し指を左右に振ることで、子供は「No」と言われていると分かります。
だから?のサイン
解決できない問題に直面した時に、カナダ人は素直に諦めがちです。
両手を左右に出して肩をすくめるジェスチャーは「だから?」の意味を表します。英語の言葉を付け加えるとしたら ‘Ahh well’ と言いながらこのジェスチャーをする人が少なくありません。
目標を達成するために努力はしたけれど、できなかったのだから仕方がない!みたいな時に多く使われるジェスチャーです。
遅刻した時などに使われる場合もありますが、相手を待たせた時に、待たせた相手の目の前でこのジェスチャーをすると、相手に失礼なので気を付けましょう。
まとめ
カナダで使われているジェスチャーは他にもありますが、英語でコミュニケーションをとるだけでなく、このようなジェスチャーを付け加えるだけで、より深いところまで気持ちを相手に伝えることができます。他の人が使っているジェスチャーも真似して使ってみると良いでしょう。