【カナダ移住体験談】カナダでのコロナ予防接種状況
目次
カナダでの新型コロナウイルス予防接種状況
カナダでは、2020年末頃から新型コロナウイルスの予防接種が始まっています。
予防接種の計画は、フェーズ 1~4 の4段階で進められており、その詳細は以下の通りです。
フェーズ1(2020年12月から2021年2月)
- 長期介護施設に居住する者及びスタッフ
- 長期介護の評価を受けて介護サービス待機中の方
- 介護施設の入居者及びスタッフ
- 長期介護施設と支援住宅へのエッセンシャルビジター
- 集中治療室、救急外来、救急医療、医療科、外科などの環境でCovid-19の患者への対応をしている病院医療従事者
- 遠隔で独立している先住民のコミュニティ
フェーズ2(2021年2月から4月)
公衆衛生予防接種クリニック(3月8日以降はコールインが必要となります)
- フェーズ1で予防接種しなかった1941年またはそれ以前に生まれた高齢者
- 1956年またはそれ以前に生まれた先住民(ファーストネーション、メティス、及びイヌイット)及びフェーズ1で予防接種しなかった長老と追加先住民コミュニティ
優先順位のあるグループ(コールインは不要)
- フェーズ1で接種しなかった病院スタッフやコミュニティの一般開業医、医療専門家
- 選ばれた集合環境で生活している人、働いている人、虚弱な方
- コミュニティ在住サポート及び介護ケアスタッフ
フェーズ3(2021年4月から5月)
- 79才から60才までの方(5年ごとにグループ化されます)
- 64才から18才までの先住民
- 74才から16才までの方で臨床的に非常に虚弱な方
フェーズ4(2021年5月から6月)
- 5才ごとにグループ化された59才から18才までの方
2021年4月から5月に優先される人
上記に表示されているグループ以外に、フェーズ3で以下の職業に就いている人は予防接種が優先されます。
- 警察官、消防士、緊急輸送者
- 幼稚園からグレード12までに携わる教育スタッフ
- チャイルドケアスタッフ
- 食料品店の労働者
- 郵便局員
- 付属定款および検疫官
- 製造労働者
- 卸売/倉庫の従業員
- スキー場のような場所の集合住宅で生活しているスタッフ
- 矯正施設のスタッフ
- 国境をまたぐ輸送スタッフ
- 感染発生の対応のために優先される部門や設定された環境にある方(現在発生中)
上記に当たる人は、電話での予約はせずに、直接の指示を待つように言われています。
カナダで承認されているワクチンは?
現在カナダでは以下の4つのワクチンが使用を認められています。
どのワクチンも安全かつ効果的とされています。ワクチンを受けることにより、ワクチンを受けた人だけでなく、その周りにいる人も守ることができます。
- ファイザーワクチン
- モデルなワクチン
- アストラゼネカワクチン/SI COVISHIELD (AZ/SII)
- ジョンソン&ジョンソン
新型コロナウイルスのワクチン接種が進むと同時に、安全性に対して不安や疑問を持つ人も多くいます。
積極的に予防接種を受けたい人がいる一方で、予防接種は受けたくない人がいることも事実です。
カナダでは、承認されたワクチンの安全性を評価するために、厳密な科学的確認を行いました。その結果、重大な安全性にまつわる問題は見つからず、安全に接種できるワクチンであると確認しています。
ただし、アレルギーを持っている場合は、アレルギー反応を起こす可能性があるため、不安であれば事前にファミリードクターなどの医師に確認するようにしましょう。
予防接種に使われている原材料は、種類によって異なります。
医薬品へのアレルギーだけではなく、食べ物に対するアレルギーを持っている人も、原材料に関連性がないことを確認するようにしましょう。
ワクチンにかかる費用
私が暮らすカナダのB.C州では、B.C州に住む接種対象者に対しては、全て無料で予防接種を提供しています。
現在では、まだ新規感染者が増え続け、不安を隠せない状況ですが、1日も早く状況が改善し、新型コロナウイルスによるストレスが少ない生活に戻れるように願っています。