【カナダ移住体験談】カナダ暮らしの良いところ

カナダでは外国人でも違和感がない

カナダは移民国なので、カナダ人でもフランス系、イギリス系、イタリア系、日系など、先祖を辿ると、ほとんどの場合は他国からカナダに移住しています。

真のカナダ人と言えば『First Nations』と呼ばれる原住民だけです。

そのような背景もあって、カナダでは他の外国に比べると、外国人でも違和感なく街に溶け込んで過ごすことができます。

自分はアジア人だから他の人とは違う…と思っても、周りを見るとアジア人は多く、本当に様々な人種の人たちが当たり前のように暮らしています。そのため、外見だけで「外国人」と特別な扱いを受けることは少なく、移住しても何ら違和感がありません。

英語に関しては、うまく話せないと相手が戸惑ってしまうことはありますが、通じるだけの単語力と度胸さえあれば、多くの人が理解しようと努めてくれるので、簡単なコミュニケーションは取ることができます。

カナダには留学生も多いので、こちらの英語が間違っていても、相手が慣れていて、推測しながら話してくれます。

ただし、カナダと一言で表現しても、それは留学生や海外企業もある大きな都市の話で、小さな町に行くとアジア人を見かけることが極端に少ないらしく、「どこから来たの}と珍しがられることもあります。

また、バンクーバーやトロントなどでは拙い英語でも通じることが多いですが、小さな町ではネイティブ以外の英語に慣れていない人の方が多く、聞き返されることもしばしばです。

とは言え、どこに行っても温かく接してくれる人が多く、必要以上に身構えなくても大丈夫です。

差別がほとんどない

カナダには差別がほとんどありません。

もちろん、全くゼロではありません。しかし、カナダでは世間が差別を許さない空気を持っているので、万が一、公の場で差別的なことを言って来る人がいても、差別に反対して、サポート的な発言をしてくれる人もいます。

実際、私自身も中国人と間違えられて差別的な言葉を投げられたことがあります。その時は、近くにいた人が差別的な発言をした人に対して怒って、意見をしてくれたことがありました。

また、人種の差別だけではなく、ハンディキャップを持つ方やLGBTQの方への差別も少ないです。

食べ物が豊か

カナダは移民国なので、世界各国から人が集まっています。

そのため、食べ物もとても豊かです。プーティーンなどカナダならではの食べ物もありますが、それ以外にも日本食、中華、韓国料理、ベトナム料理、イタリアン、フレンチ、タイ料理など、様々なレストランがあります。

日本でも各国の料理を食べられるので、それほど珍しく感じないかもしれませんが、カナダでも各国の料理が本格的なものに変わりつつあり、その国に旅行をしている時のような味を楽しむことができます。

また、大きな都市では世界各国で使われる調味料が手に入りやすいので、自宅で世界の味を実現することも可能です。

親切な人が多い

カナダには親切な人がとても多いです。

「日本は親切な人が多い」と、日本旅行を楽しんだことのある外国人たちから言われていますが、カナダも同様で、街中で困っている人がいたら、見て見ぬ振りをせず、必ず誰かが声をかけてくれます。

人を助けることを当たり前のように考えている人もたくさんいます。

日本人も親切な人が多いですが、困っている人にコチラから声を掛けることは少し勇気が必要なので(相手が外国人だとなおさら)、根は優しいのに行動に移せない人もいるでしょう。

カナダでは、英語初心者なら無理に分かったフリをするよりは「英語勉強中なので、まだうまく話せない」と正直に伝えると、大丈夫よー!と優しく言って、英語初心者でも理解できるように、ゆっくり話したり、簡単な単語を使ってサポートしてくれる人もいます。

英語ペラペラのカナダ人に見える人でも、実は移民者で「カナダに来たばかりの頃は英語が話せなくて苦労した」という人が多く、似たような経験をしているから優しく接してくれるのかもしれません。

分からない時は正直に分からないと言い、助けて欲しい時は正直に助けを求めると良いでしょう。

リラックスした生活

カナダはリラックスした生活スタイルの国です。

大きな都市では混雑しているところもありますが、動くときは動く、休む時は休む、が徹底されています。職業にもよりますが、残業をせず定時になったら帰宅する人が多く、優先順位も仕事より家族や個人の時間、健康などが優先されています。

仕事だから…と、体調が悪い時に無理をして働くと、カナダではむしろ怒られてしまうことさえあります。

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