【カナダ移住体験談】知っておきたいカナダの習慣&マナー
カナダの習慣・マナー
カナダは全体的に、日本と比べると大らかなで親しみやすい雰囲気があります。
細かいことを気にしない人も多いですが、それでも現地の人の間で「当たり前」となっている習慣やマナーが幾つかあります。
今回は、その中から日本と異なるものを幾つかピックアップしてお伝えします。
バスや電車に乗る人の順番
バスや電車に乗る順番ですが、カナダでは先に並んだ順ではありません。
バスや電車が到着したら、まずは降りる人が優先で、その後に待っている人が順番に乗っていきます。ここまでは日本と同じですが、乗る際に、車椅子の人や障がいのある方、高齢者、妊婦、小さなお子さんを連れている人が先に乗ります。
バスが到着すると、スロープのようなものが出てきて、ストローラーや車椅子でもスムーズにバスに乗り込むことができます。
先にバス停で並んでいたから…と、真っ先にバスに乗り込もうとすると、運転手さんや他の乗客から注意を受けます。座りたいからと言って、バスや電車に乗車した後、走って席を取る行為もマナー違反です。
5分前行動はマナー違反!?
日本では学校や親から「5分前行動」を教えられることが多いですが、カナダでは時間前に到着すると、相手を急かしてしまうことになるのでマナー違反とされています。
万が一、早く到着してしまった時は、待ち合わせの時間になるまで、近くで待つようにします。特に、他の自宅へ招待されている時などは、時間前に訪問しないように気をつけましょう。
レストランでは静かに
カナダでは、公の場所で大きな声を出すことがマナー違反とされています。そのため、レストランで店員さんを呼ぶ時に大きな声で「すみません!」と言うのもマナー違反です。
日本でも大きな声を出すことはマナー違反ですが、学生さんのアルバイトが多い店や店内が騒がしいのに呼び出しボタンがない居酒屋など、声を出さないと気付いてくれないことが多々あります。
カナダでは、もともと声を出して呼ぶ習慣がないので、店員さんもお客さん側の動きをよく観察しておいるため、目を合わせるか、表情や仕草(軽く手を挙げるなど)で店員さんを呼びます。
また、静かなレストランではテーブルに座っている家族や友人が聞こえる程度の静かな声で会話をすることも大切なマナーです。
トイレに行く時は鍵をもらう
多くの場所ではトイレが施錠されています。
理由としては、ホームレスが公共のトイレでドラッグなどを使う可能性があり、トイレの汚れがひどくなること等が挙げられます。そのため、多くのレストランやカフェではトイレの利用はお客さんのみと限定しています。
レストランでは施錠されていないことが多いですが、カフェでは施錠されていることが多いので、トイレに行く際は、スタッフに声を掛けて鍵をもらうか、スタッフに鍵を開けてもらってトイレにいきます。
オフィスなどの建物でも同じく、鍵がないとトイレに行けません。建物内でトイレに行きたい場合は、訪問先のオフィスでトイレに行きたい旨を伝えて鍵を預かるか、トイレに入る方法を教えてもらいます。
面倒ではありますが、このようにすることで公共のトイレを綺麗に保っています。
カナダではルーズで良い?
カナダ人は基本的に、のんびりしています。
なかには、連絡もせずに待ち合わせに来ない人や時間にルーズな人もいます。だからと言って、それが普通なんだ、それでいいんだ、と思ってしまうのは少し危険です。
結局は、どこの国とか関係なく、個人によって考え方が違うので、カナダ人の中にも時間やルールを厳守する人も多く、自分の周りがルーズだからと言って、ルーズな人たちに流されてしまうと(その人達の感覚に合わせてしまうと)、どんどんルーズになってしまいます。
日本でもカナダでも様々な人がいて、どのような環境であってもマナーを尊重し、しっかりとした生活態度を守り続けることが大切でしょう。