【カナダ移住体験談】カナダでヘアカット
カナダでのヘアカット
私がカナダに移住して16年が経ちます。
これだけ長くいると、さすがにヘアカットを避けて過ごすことは難しく、しかも小さな町に住んでいるため、いつでも気軽に日本人スタッフがいるお店に行けるわけではありません。
そのため、これまでに幾つもの美容室へ行き、何人もの美容師さんに出会ってきました。カナダにはカナダ人が経営する美容室だけでなく、日本人が経営する美容室もあります。
今回は、これまでに行った美容室で印象に残っている体験談を紹介していきます。
カナダ人経営のヘアサロンを初体験
私が暮らす小さな町に引っ越してきてから、日本人にヘアカットをしてもらうことが難しくなり、意を決してカナダ人が経営する美容室に行きました。チェーン店ではなく、小さなローカルの美容室です。
スタッフはフレンドリーで、髪の毛の悩みなども聞いてくれましたが、結果から言うと大失敗でした。
カナダに来て2年目だった私の英語力が足りていなかったことも原因だったと思います。ロングヘアーで長さは変えずに、すいてもらうだけのつもりでした。しかし、終わってみると気に入っていた毛先のレイヤーが全てなくなり、まーっすぐにカットされており、すき足りていなため、ボリュームもほとんど変わりませんでした。
さらに、髪の毛を乾かした後にアイロンなどで仕上げることもなく、ドライヤーのみで済まされたので、髪の毛が爆発した状態で「これでおしまいだ」と言われて、開いた口が塞がりませんでした。
驚いたのはそれだけではありません。私が髪の毛を切ってもらっている間、私の後ろで別のスタッフが生のにんじんを丸かじりしており、お客さんの前で食べること、にんじんを丸かじりという大雑把な食べ方など…、さすがカナダ人!と呆気にとられました。
それ以来、その美容室には行っていません。
日本人経営の美容室
カナダ人経営の美容室で失敗した後は「もう日本人以外の美容室には行けない!」と思い、ヘアカットはバンクーバーに行く時まで待つことにしました。
幸いロングヘアだったので、頻繁にカットする必要もなく、しばらくはヘアカット=バンクーバーの日本人経営の美容室で!!を徹底していました。
私がとても気に入っていたのがメトロタウンにある美容室でした。スタッフがとてもフレンドリーで、短めにカットしたのですが、担当の美容師さんのカットが上手で感動しました。ずっと同じスタッフさんにカットしてもらいたかったのですが、そのスタッフさんはワーホリでバンクーバーにいたので、1年後には帰国してしまいました。
シャンプーだけでも満足
かなり昔の話にさかのぼりますが、私がバンクーバーに住んでいた頃、シャワーのタンクが故障して数日間シャワーを浴びることができない状況に陥ったことがありました。
さすがに何日も髪の毛を洗わないと気持ち悪いだろうと思ったので、ルームメイトと一緒に日本人が経営する美容室に行って、シャンプーとブロー、アイロンだけをお願いしたことがありました。
せっかくだからスパ代わりに贅沢しよう!と少し高めのサロンに行ったので、手厚いサービスを受けました。もちろん、髪の毛もアイロンで綺麗にしてもらい、かなり感激した記憶があります。
ああいう贅沢はたまにしたい!と今でも思い返しますが、子供が生まれると子供優先の毎日になってしまうので、私へのご褒美はしばらく先になりそうです…。
カラーでダメージヘア
カナダで暮らしていると日本人経営のサロンに対して、無条件で信頼してしまいます。
ところが、ヘアカラーをした時に失敗したことがあります。髪が縮毛している状態で、ダメージが怖かったのでトリートメントもお願いしたのですが、結果として色自体は綺麗に入ったものの、ダメージがひどく手触りが「ばっさばさ」になってしまいました。
技術うんぬんより使っている薬剤が合わなかったのだと思いますが、これ依頼、縮毛とカラーの同時進行はやめることにしました。
カナダ人のサロンで大満足!
10年以上もカナダに暮らしていると、日本人スタッフにこだわってばかりもいられません。
そこで、カナダ人の友達がおすすめしてくれたサロンを試してみることにしました。しかも、ロングからいきなりボブにする大胆なカットです。
この時は、とにかくロングヘアに飽きており、シャンプーとドライヤーに掛かる時間にもうんざりしていたので、とにかく「さっぱりできればいい!」と思って、行ってみました。
スマホで検索したヘアスタイルをスクリーンショットして、写真を見せながら説明し、自分の髪の毛の悩みも伝えたら色々とアドバイスをしてくれました。
カットしてくれたスタッフさんはオーストラリア人で、オーストラリアの他にヨーロッパの国々でもヘアスタイリストとして働いた経験のある人でした。
このスタッフさんは、腕に自信があるのか、かなり潔いカットをする人で、今までにはない個性的な仕上がりになって大満足でした。これ以来、カナダ時経営のサロンに対するトラウマがなくなり、定期的に通っています。
まとめ
日本人経営、カナダ人経営、どちらも経験しましたが、個人的な結論としては、美容室に限らず、お気に入りもしくは相性が合う美容師さんを見つけることが、カナダでヘアカットを成功させる近道ではないかと思います。