【カナダ移住体験談】BC州で強烈な猛暑!村の消失にも関係が?

火事により村が消失
ニュースなどで知っている人も多いでしょうが、カナダのBC州では、先週、厳しい猛暑に見舞われ、様々な被害が出ています。
例えば、人口250人ほどのリトンという小さな村では、6月30日に最高気温が49.6度まで達し、同時に火事が発生し、村の90%が消失してしまいました。
通常の山火事でも、のんびりとすることはできませんが、避難通告を受けてから必要最低限の物をまとめて避難するまでに時間があります。
しかし、リトンでは村長のジャン・ポルダーマン氏によると、火がついてから村が炎に包まれるまで、15分ほどなかったと言います。村のほとんどの人は、思い出の品など大切なモノを持ち出す暇もなく、村の外に避難するしかなかったそうです。そして、残念なことに火事により、2名の方が亡くなっています。
現在では、村の復旧作業のために募金も行われており、これまでに50万ドルほど寄付されているとのことです。無事に避難することができた人も、村のほとんどの人が家をなくしてしまいました。
火事の原因は不明とされていますが、電車が通った際に飛んだ小さな電気が原因ではないか?とも言われています。
BC州では、毎年、山火事に見舞われていますが、この猛暑により、状況はより深刻になっています。
BC州各地で40度越え
カナダBC州では、6月下旬から7月上旬にかけて前代未聞の猛暑に襲われていました。
バンクーバーでも40度を越えるなど、BC州各地で40度~50度近くまで気温が上昇する日が、数日間も続きました。私が住んでいる地域でも、ピークの時には47度まで気温が上がり、ちょっとゴミ捨てに外に出た時には、息を吸うことでさえ難しい状況でした。
幸い、我が家にはエアコンを設置していますが、カナダは基本的に夏でも涼しいことが多いので、エアコンを持っていない人も多くいます。今回の猛暑により、約700人の人が亡くなっています。
これまで、車内の気温が40度を超えるようなことはありましたが、町全体がここまで凄まじい猛暑に見舞われたことはありませんでした。
現在は、気温が20度前後まで下がっていますが、庭の木が一つ枯れかけてしまっています。
この猛暑により、市内では新しいシステムが導入され、 いくつかの施設が『Cooling Spot』として公開されました。
車移動の人は、エアコンを使用して涼しく移動することができますが、公共のバスを使って移動する人にとって、この猛暑の中の移動は危険を伴います。熱中症などを防ぐためにも、必要に応じて『Cooling Spot』に立ち寄って、体力を整えることが呼びかけられていました。
火事予防の規制
BC州では、毎年この季節になると乾燥が進み、キャンプの火の不始末や雷などによって、山火事が相次いています。
そのため、2021年も6月30日から10月15日までの期間、キャンプファイヤーが禁止されています。規則に反すると、高額な罰金が科せられるので、キャンプを計画している人は注意が必要です。
暑さのため休校!?
カナダでは、冬になると各地で大雪に見舞われるため、大雪や寒波を理由に学校が休校になることがあります。
しかし、今年は全体未聞の「猛暑の影響」で休校にした学校が相次ぎました。私の娘が通っている学校は、休校にはなりませんでしたが、熱中症予防のために、屋外活動を規制していました。
インドア活動
カナダでは、これまでコロナの影響により屋外活動が推奨されていました。
屋内では禁止されていることも、屋外であればマスクを着用しなくても可能など、幾つかのルールがありました。しかし、この猛暑により、気温が40度以上になった場合は、屋外での活動が危険にさらされるため、状況が一転し、屋内での活動に切り替えるように!と、アドバイスが出されています。
現在、猛暑の方は落ち着いていますが、猛暑の影響で山火事が広がっていることもあり『Air Qulity』は落ちています。そのため、地域によっては屋外での活動が制限されています。
どこの国で暮らしていても、自然災害は避けられませんが、1日も早く状況が改善することを願っています。


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