【カナダ移住体験談】週末は山へ!ハイキングを楽しむ

夏はアウトドアの季節

カナダに移住して驚いたことのひとつが、夏の過ごし方です。

夏といえばアウトドア!というほど、地元の人たちは夏をアクティブに楽しみます。なかでも人気なのがハイキングです。

山や湖、森林が多いカナダでは、日帰りで行けるハイキングコースがたくさんあり、レベルも初心者向けから上級者向けまで幅広く揃っています。

私もカナダに来てから、毎年夏になると週末はハイキングに出かけることが習慣になりました。自然が身近にある生活は、東京で暮らしていた頃にはなかった贅沢な体験だと感じています。

カナダの夏も暑い!?

カナダの夏は「ドライサマー」と呼ばれ、湿気が少なくカラッとしていて過ごしやすく、日本の夏のような蒸し暑さはあまりありません。

ただし、地域や標高によっては日中30度以上になることもあり、日差しが強く感じられることがあります。私自身、初めてハイキングをした夏は正午過ぎに出発してしまい、暑さにバテてしまったことがあります。

それ以来、ハイキングは早朝あるいは気温が下がり始める夕方以降に行くようにしています。

朝の山は空気がひんやりしていて気持ちがいいですし、夕方の光は木々や湖を美しく照らしてくれるので、時間帯を変えるだけでも楽しさがぐんと増します。

ちなみに、朝でも夕方でも紫外線は強いので、日焼け対策を忘れずに行っています。

ハイキングに持って行くもの

ハイキングに行くときに持って行くべきもの、あるいは持って行くと便利なものはいくつかあります。

まずは水分。気温が高い日はこまめな水分補給が大切です。私はいつも大きめのウォーターボトルを持って行き、場合によっては2本用意することもあります。

次に、軽食やエネルギーバー。登り道は思った以上に体力を使うため、途中でエネルギー補給ができるものがあると安心です。

また、虫除けスプレーと日焼け止めは必需品です。カナダの森林には蚊やハエが多く、特に川沿いや湿地帯では注意が必要です。

あとは、トレッキングシューズや帽子、サングラスなども忘れずに持って行くようにしています。靴は履き慣れたものを選ぶと、長距離でも足が痛くなりにくいでしょう。

野生動物に遭遇したらどうする!?

カナダの自然の中では、野生動物に出会うこともあります。

私がよく行くコースでは、リスや鳥、鹿などに遭遇することが多いです。動物たちは人間に慣れていないので、近づきすぎると逃げてしまいますが、そっと観察するだけでも心が癒されます。

ただし、地域によっては、クマやコヨーテ(オオカミに似た肉食動物)が出ることもあるので、事前に行くエリアの情報を調べておくことが大切です。

公園のウェブサイトや入り口の掲示板に、最近の目撃情報や注意点が掲載されていることが多いので目を通しておきましょう。

クマに出会った時の対処法や、クマよけの鈴の持参、スプレーの使い方の確認などもしておくと安心です。私は心配な場所へ行くときには、クマよけの鈴をリュックに取り付けて歩いています。

万が一、野生の動物に出くわしても、騒がず静かにその場を離れましょう。

ハイキングはペットと行ける?

ペットと一緒にハイキングに行けるコースも多く、犬を連れている人をたくさん見かけます。

ペットにも水分補給は必要です。また、舗装されていない道では足を傷つけることもあります。私も愛犬を連れて行くことがありますが、足に保護用のブーツを履かせ、水とおやつを多めに持って行きます。

それに加えて、リードは必ずつけるようにしています。野生動物と鉢合わせにならないようにするためにも、また鉢合わせしてしまった時のためにも、ペットの行動管理はとても大切です。

まとめ

ハイキングの楽しさと言えば、日常では味わえない静けさと開放感です。

都市部に住んでいると、どうしても騒音や人の多さに疲れてしまいますが、山に入ると一気に心が静まります。自然の音や風の匂い、景色の美しさに触れていると、自分自身もリセットされていくような感覚になります。

また、湖や滝などの絶景ポイントにたどり着いたときの達成感は、何とも言えないものがあります。

ハイキングを行うことで体力づくりができる他、家族や友人とのコミュニケーションも増えます。山の中ではスマホをあまり使わないので、自然と会話が増えるでしょう。

カナダに来てから、自然と触れ合うことの大切さや季節を楽しむ生活の豊かさを改めて実感するようになりました。

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