【カナダ移住体験談】ブーム到来?ガーデニング&室内植物

カナダで人気の趣味

カナダでの暮らしにもすっかり慣れてきた今日この頃。

スーパーやホームセンターに並ぶ商品からも、季節の移り変わりを感じられるようになりました。

そんな中、最近「これ、カナダですごく流行ってるなあ」と実感しているのが、趣味として植物を育てること。ここ数年、室内植物やガーデニング(野菜や花)への関心がぐんと高まっているように感じます。

日本でも観葉植物やベランダ菜園などが人気ですが、カナダではそれがもっと生活の一部として根付いている印象です。

家の中に緑を取り入れるのはもちろん、春になると一斉にみんなが「ガーデニングモード」に入るみたいで、街のあちこちでブームの兆候を感じます。

Costcoにも植物が並び始める春

3月〜4月になると、Costcoやホームセンターに屋外植物用の大きな棚が並びはじめます。色とりどりの花、野菜の苗木、土や鉢などの園芸用品が一気に増え、春の訪れを感じる瞬間でもあります。

Costcoは大容量の商品がメインという印象が強いですが、春になると庭用の植物や果樹苗まで売っていて、非常に興味深いです。日本のホームセンターでは見かけることの少ないリンゴやチェリーの木、ハーブのセットなどもあります。

多くの人がカートに大きな鉢や土を積み込んでいるのを見ると「あぁ、カナダの春が始まったなぁ」とワクワクしてきます。

室内植物は一年中の癒し

カナダの冬は長く、外で植物を育てるには難しい季節もありますが、そのかわり、室内植物が豊富で人気もとても高いです。

なかでも、モンステラ、ポトス、サボテン、多肉植物など、日本でも人気が高い観葉植物が、こちらでも定番となっています。

私の周りでも、冬の間に室内で植物を育て始めた人が多く、InstagramやTikTokで“Plant Mom(植物ママ)”や“Plant Dad(植物パパ)”と名乗る人たちが、日々の成長記録をシェアしています。

おしゃれなプランターに入った観葉植物は、インテリアの一部としても映えるので、ついあれこれ集めたくなってしまいます。私もお店へ行くたびに「この子を連れて帰ろうかな…」と悩んでしまうほど(笑)。

また、最近では「空気をきれいにしてくれる植物」など、機能性にも注目が集まっており、生活の質を高めるアイテムとして生活に取り入れている人も増えています。

特に日照が少ない冬には、植物の存在がメンタルヘルスに良い影響を与えると言われています。

ローカルの季節限定ショップが楽しい!

個人的に毎年楽しみにしているのは、春〜秋の間だけオープンするローカルの植物ショップやファーマーズマーケットの園芸コーナーです。

地元の人たちが大切に育てた苗や、こだわりの有機土、オリジナルのプランターなど、大型チェーンでは手に入らないアイテムが揃っています。

そのようなお店に足を運ぶと、ただ植物を買うだけでなく、地域とのつながりやカナダならではのライフスタイルを体験できる感じがします。お店の人と育て方を話したり、「このお花は日陰でも元気に育つよ」なんてアドバイスをもらったり…。

植物の話を通して、ちょっとした会話が生まれることも嬉しい時間です。

お店によっては、無料のガーデニングワークショップを開催しているところもあり、初心者でも気軽に参加できます。道具の使い方や季節ごとの育て方を学べるので、毎年少しずつスキルが身についていく感覚も楽しさのひとつです。

植物のある暮らしで心も豊かに

私がカナダで暮らし始めてから何度も感じているのですが、カナダの人たちは「自然とともに暮らす」ことをとても大切にします。週末にはハイキングに出かけたり、庭で家族とBBQを楽しんだり…。

それは家の中でも同じで、植物に囲まれた空間を作っている人が多いです。

私自身も、カナダで植物に囲まれた暮らしを始めてから、なんだか気持ちが穏やかになった気がします。土に触れること、毎日の変化に気づくこと、小さな成長を喜ぶこと。どれも、忙しさの中で忘れがちな「今この瞬間を楽しむ気持ち」を思い出させてくれます。

ガーデニングや室内植物の趣味は、育てる楽しみ・眺める楽しみだけではなく、自分の生活や心に向き合う時間を与えてくれる気がします。忙しい毎日の中でも、ちょっとした「緑の時間」を取り入れることで、気持ちや考えにゆとりが生まれているのを実感しています。

これからも季節ごとに、植物との時間を楽しみながら、カナダの暮らしを満喫していきたいと思います。

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