【カナダ移住体験談】カナダも物価上昇中!インフレの実態
カナダで新しい洋服を購入したけれど…!
カナダでは、すっかり春の季節になりました。衣替えの季節でもあるので、冬のセーターなどをしまい、春先に着れる服を出しました。
新型コロナウィルスのパンデミック以降、体重が増えてしまい、サイズアップしたので…(泣)、つい先日、ショッピングモールに行って新しい洋服を買ってきました。
ショッピングには出費がつきもの…。服を買うと、どうしてもそれなりの出費が発生してしまうことは承知していましたが、いつものように買い物をして、合計金額を聞いてびっくり!!
ジーンズ2つと春用のセーターひとつ、それと帽子で合計金額が300ドル!(約35,000円)
セール品ったのに、この金額です。
購入したお店は日本でもおなじみの「American Eagle」で、私がカナダに来てからは、ずっとこのお店で洋服を買っています。
余談ですが「American Eagle」は、他のブランドに比べて小柄なアジア人が着こなしやすいデザインが豊富で、カナダのサイズが合わない日本人にもお勧めです。
私がカナダに移住して18年が経ちますが、この「American Eagle」もかなりインフレの影響を受けていると感じました。
以前は、どちらかと言えば安い方のブランドで、そこまで高くないのに可愛いアイテムが買えるお店だから好きでしたが、ここ数年はデザイン等を含めて好きな気持ちに変わりはなくても「安い」と感じることがなくなっていました。
たとえば、セールを利用すれば 1万円でジーンズとシャツなどを購入することができていたのに、今では最低でも2万円くらいかかります。
食料品の価格も上昇
カナダのインフレは食料品にも影響しています。
例えばブドウは1パックで10ドル前後(約1,500円)、うどん4人分で13ドル(約1,600円)、ピーチの瓶詰め3つで12ドル(約1,500円)、ブルーベリー10ドル(約1,500円)ベーグル2パックで8ドル(約1,300円)が、ここ最近の金額です。
コストコで購入したものも含まれているので、お店によっては同じくらいの金額でサイズが小さい、もしくは量が少ないものもあります。
私が食料品を買う頻度は、1週間に1度程度ですが、1週間の食費が家族4人で100ドル(約15,000円)以下で済んでいたところが、最近では150ドル(約22,500円)ほど必要になってきています。
外食の料金も軒並み上昇
外食でかかる費用もかなり高くなってきました。
新型コロナウィルスのパンデミック以降、私たち家族が外食する回数は減りましたが、それでもたまにカフェやレストランに行くと、インフレの影響に驚かされます。
例えばカフェに言ってドリンクとマフィンを2人分注文すると、チップも込めて合計金額が35ドル前後。日本円に換算すると約4,000円です。
かつては2人分カフェで注文して20ドル前後が予算だったので、それに比べるとかなりの物価上昇になります。
ちょっとオシャレなレストランに行こうものなら、金額が高すぎて驚くことばかりです。
例えば、友達とレストランに行ってメインのみ注文した場合、それだけでも50ドル前後(約7,000円)が平均です。
それにお酒なども注文すると、1人分だけでも10,000円を超えることも少なくありません。デザートや前菜のサラダやスープも注文すると、2万円程度の予算が必要になります。
インフレの中どうやって生活してる?
このように金額だけを見ると、気が消沈してしまいますが、カナダでは最低賃金も着実に上がっています。
私がカナダに移住した頃、最低賃金は時給10ドル以下でした。当時、スターバックスでの時給が9ドルだったのを覚えています。
現在では、この最低賃金が上がっており、2024年6月からはカナダBC州では最低賃金の時給が17.40ドル(約1,960円)になります。
※東京=1,113円、大阪=1,064円、愛知=1,027円、福岡=941円(2023年10月6日発効)
日本よりは高いですが、それでもこの最低賃金の時給だけではとても暮らしていくことができず、急激なインフレに対して、収入が追いついていない人が多く、深刻な問題となっています。
カナダ政府では、補助金を増やすなどをして、低所得者に対するサポートが行われていますが、効果はそれほど大きくないでしょう。
私が暮らしているBC州は、カナダ国内の中でも生活費が高いと言われている地域なので、アルバータ州など生活費が安い州に引っ越していく人が増えています。