【カナダ移住体験談】新型コロナ検査の拡大(カナダBC州)

BC州のコロナ検査状況
私が暮らしているカナダのBC州は、ケベック州やオンタリオ州に比べると感染者数が少ない州です。
感染者数が少ない理由の1つとして「BC州は充分な検査を行なっていない」と言われていました。
これまでのBC州でのコロナ検査状況は、医療に関わる職業の人、海外帰国者でなおかつ症状がある人、老人ホームで働いている人でした。
それ以外の人は、症状があればナースコール(811)に電話を掛けて、指示を仰いでもらうように言われていましたが、実際にナースコールに電話を掛けても、上記の条件に当てはまらない場合は検査を行わず、14日間の自己隔離で人との接触を避けるように、との指示を出されるだけでした。
そのため、家族が陽性で、濃厚接触者かつ症状があるのにも関わらず、検査を受けることができなかった人もいます。
BC州は、他の州に比べて感染者が少ないだけではなく、新しい感染者数が急増せず、平行線の状態でした。政府は、この調子で平行線を続けることができれば、5月頃にはロックダウンを解除して、一部のビジネスを再開することができるかもしれない、とまで言っていました。
しかし、BC州では検査数が少なく感染者が発見されていないだけの可能性もあるため、この状況でロックダウンを解除するなんて、危険すぎると感じている人が大半です。
コロナ検査対象の拡大
2020年4月21日のニュースによると、ドクター・ヘンリーがBC州での新型コロナ検査の対象を拡大すると宣言したことが報道されています。
これまでは、症状があっても検査を受けられず、自己隔離を行うだけでしたが、これを機に、症状がある場合は新型コロナの検査を受けることができるようになりました。
しかし、検査には限りがあるため「誰でも」ではなく「症状がある人のみ」に限定されています。
この結果、これまで平行線だったBC州での新型コロナの感染者数が、一気に増加する可能性があります。
海外帰国者に対する対応
BC州では3月から、海外帰国者は出発先の国に限らず14日間の自己隔離を行い、症状の有無を観察するように義務付けられていました。
しかし、残念ながら海外から帰国してすぐに買い物などに出掛けた人が1週間後に発症し、検査の結果、新型コロナの陽性を判定されました。
これにより、国内での感染が海外帰国者のみだけでなく、市内のコミュニティにも広がったことになります。
それ以外にも、新型コロナの感染経路には海外帰国者が深く関係していることが多かったため、現在では海外帰国者が14日間の自己隔離を行行わなかった場合、1ミリオンドル(約1億円)の罰金に加え、一定期間刑務所に入るペナルティも発表されました。
政府は、海外帰国者を把握しており、14日間の期間に警察が自宅訪問をするなどして、海外帰国者が自己隔離を行っているか?を確認するそうです。
多額の罰金と刑務所、さらには警察による訪問で、海外帰国者は自己隔離の重要性を認識することになるでしょう。
また、現在では海外帰国者による感染だけでなく、コミュニティの中で、経路不明な感染も認められるようになっています。
日本とカナダのフライト状況
カナダでは、パイロットなど必要不可欠な入国を除いては、入国拒否を行なっています。
また、エア・カナダを利用する場合は、マスクの着用が義務付けられています。ただし、2020年4月25日現在は、日本とカナダの直行便は現在は全て、一時運休されています。
カナダでは、国内線の場合でも、新型コロナへの感染の疑いがある人や発熱・咳などの症状がある人は、機内に搭乗することができません。
日本の成田空港では、外務省による感染症危険情報レベル3の国からお帰りの方、または乗り継ぎをして入国される日本人の方については、PCR検査の対象となっており、検査結果が判明するまで指定する待機場所での待機が求められているようですが、カナダでは今のところ、そのような処置は行われていません。


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