【カナダ移住体験談】もしかしたらまたロックダウン?

現在のカナダ(2022年1月6日)

カナダは、2021年の年末から大極寒に見舞われています。年が明けて、少しは気温が上がったものの、まだまだマイナス10度以下を記録する日が続いており、半端ない雪の量に見舞われています。

家の前の雪かきも、通常なら10分から15分で終わるところが、30分ほど掛かる日もあります。大雪警報も出ており、不要不急でのハイウェイの運転は見合わせるように!とも言われています。

カナダのハイウェイは山道になるので、市内でこれだけの雪が降ると、ハイウェイはかなりの積もっているでしょう。

コロナの新規感染者は急増中

カナダではコロナの新規感染者も急増しており、特にオミクロンが世界に広まるようになってからは、カナダでもその影響を受けています。

統計によると、コロナの新規感染者の半数以上がワクチン接種者で、コロナによる死者は少ない一方で、感染は急増しています。

つい数ヶ月前までは、BC州での1日の新規感染者数は500人~800人程度でしたが、現在(2022年1月6日時点)では、1日に3000人~5000人の新規感染者が確認され、今までにない状況となっています。

ビジネスへの影響

オミクロンを含むコロナの感染者数が増える中、ビジネスへの影響も再び起き始めています。

たとえば、スポーツジムなどは閉鎖されています。また、レストランは開店しているものの、コロナにおける規制を維持しながらの営業となっています。

コロナの影響で従業員が削減された職場も多く、コロナの規制により影響を受けて収入が減少したビジネス、またはロックダウンの影響で収入を失った従業員のためのベネフィットも発表されました。

ロックダウンの影響で収入を失った場合、2022年1月6日現在では、Canada Worker Lockdown Beneitを申請することができ、1週間に300ドルを受け取ることができます。

学校への影響

カナダBC州にある公立の学校は、通常であれば年明けの月曜日から生徒たちが学校に戻ります。

しかし、現在はオミクロンを含むコロナの感染者が急増しているため、公立の学校の再開は1週間延期され、1月10日よりスタートする予定です。1週間延長の理由は、教師やスタッフが集まって、校内の環境を整え、人混みを最小限に抑えるためにドロップオフとピックアップのシステムを見直すためです。

しかし、感染者は増加するばかりで、場合によっては学校の再開は中止され、オンラインに変更する可能性もあります。現在では、まだ正式な発表はされていませんが、これからどのように変わっていくのか、子供を持つ親としては気になるところです。

昨年から生徒たちは、校内でマスクを着用していますが、それでも学校でのコロナ感染が昨年も少なくなかったので、感染力の強いオミクロンが広まっている現在、学校の再開に不安を抱く家庭も多いようです。

感染増加の警告

ボンニー・ヘンリー博士によると、オミクロンの感染拡大によって、コロナの新規感染者は今後さらに増える可能性があるとしています。

ビジネスの現場では従業員の1/3が病欠するケースも考えられ、予防を含めた準備と計画を行うようにと呼びかけられています。また、使い捨てのマスクを利用する場合は、3枚重ね(3 layers) を使用し、空間を広く取ること、空気の入れ替えなどにも気を配るように、と伝えられています。

スタッフが減少するかもしれない=ビジネスが正常に稼働しない可能性もあるため、サービスの減少や遅延なども予測されています。

オミクロンの症状

オミクロンは感染力が強く、デルタ以上の勢いで広まっています。

ワクチン接種者も、オミクロンには感染していますが、感染者の多くが、比較的早い回復を見せており、過去の状況に比べると、死者の割合も減少しています。それがワクチンのおかげなのか、それともオミクロンによるものなのか、は分かりませんが、いずれにしても重症化や死者が少ないことは安堵できると思います(とは言え、気を緩められませんが)。

重症者や死者が少ないとは言え、感染力が強いため、ロックダウンやビジネスへの規制におけるストレスは、しばらくの間、続きそうです。

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