【カナダ移住体験談】日本へ帰国すると驚くこと

サイズ感で逆カルチャーショック!?
前回の記事「カナダのサイズ」でも書きましたが、カナダに長く住んでいると日常生活のあらゆるものがとても大きく感じます。
スーパーで売られている野菜や果物、車や道路、カフェのカップや椅子までもが日本で見ていたサイズより大きいです。
そのため、日本に一時帰国した時に、すべてがとても小さく感じてしまいます。
今回は、私が日本に帰国した際、特に「小さい」と感じたものについて体験談をまとめてみます。
トイレで思ったこと
まず、トイレの便座です。
カナダのトイレは日本より広く、便座も大きめです。日本に帰国して友人宅や実家のトイレを使ったとき、便座の小ささに驚きました。
そもそも足を置くスペースも狭く、さらに便座の幅も小さいため、座った瞬間に窮屈さを感じてしまいます。
気にならない人もいるでしょうが、私はカナダの大きめのトイレに慣れてしまったので、日本のトイレでは座った時にカラダの置き場に少し気を使わなければならないほどでした。
日本で暮らしていた時は「狭い」「小さい」「窮屈」なんて感じなかったはずなのに、この小ささはかなりの違和感でした。
キッチンで思ったこと
次に、キッチンのカウンターです。
カナダでは、キッチンカウンターの高さが日本よりも少し高く、作業スペースが広めです。そのため、料理をするときに肘を広げたり、複数の鍋や食材を同時に置いても余裕があります。
しかし、日本のキッチンに立つと、カウンターが低く、作業スペースも狭く感じました。
カナダのキッチンカウンターに慣れてしまうと、少し腰を曲げないと作業がしにくく、特に長時間料理をする時は、この違いがとても気になりました。
乗り物の中で思ったこと
さらに、バスや電車の座席も小さいと感じました。
カナダでは、人口の多い都市部でも比較的広めの座席が多く、足を組んだり、荷物を隣に置いたりしても余裕があります。
ところが日本に帰国して公共交通機関に乗ると、座席が小さく、膝が前の座席に触れそうになることもあります。
私の場合、そこまで長身ではないので座った時に足が浮かずに、それは便利に感じたのですが、それでも全体の幅や座面の奥行きが小さいことに少し窮屈さを覚えました。
運転して思ったこと
道路も印象が大きく違います。
カナダでは広々とした道路が当たり前で、大型の車やトラックもたくさん走っています。
しかし、日本では(道にもよりますが)、交通量の多い都市部なのに車1台分の幅しかない道路があったり、狭い路地があったりして本当に驚きました。
カナダでの感覚で運転しようとすると、思わず「狭い!」と声を上げてしまうほどです。歩道も同様で、歩行者用のスペースがカナダよりも狭いため、通行する際でも注意深くなってしまいます。
レストランで思ったこと
飲食店でも食器やカップのサイズの違いを感じます。
カナダでは、コーヒーカップや紅茶のカップが大きく、量もたっぷりです。一方、日本ではカップ自体が小さく、飲み物の量も少なめです。
カナダで慣れてしまうと、日本のカップではすぐに飲み終わってしまうため、少し物足りなさを感じます。
また、料理の盛り付けも日本はキレイですが、控えめな量なことが多く、カナダの大皿文化に慣れている私には、全体的に「小さいな」と感じることが多いです。
まとめ
このように、日本に帰国すると、トイレ、キッチン、交通機関、道路など、あらゆるものが小さく感じます。
カナダで暮らし始めたばかりの時は「カナダのものは大きい」だったのに、カナダでの生活に慣れてしまったため、身の回りの空間の広さや物の大きさが、カナダ感覚になってしまったようです。
しかし、日本ではコンパクトに効率よく生活できる利便性があります。空間が小さいことで、移動や片付けが簡単に感じました。
この違いは、単なる物理的な大きさだけでなく、生活の感覚や体験にも影響を与えるものだと思います。わたし、カナダに染まってしまったのでしょうね…笑
これからも日本に帰国した際は、物の小ささに驚きつつも、コンパクトな生活の便利さも楽しむようにしようと思います。