【カナダ移住体験談】カナダでの恋愛事情は?
文化が違うと恋愛の仕方も違う!
私自身、20年ほど前にカナダへ来て、カナダで出会ったカナダ人の彼氏と恋愛 → 結婚しました。
付き合い始めの頃は、文化が異なるというだけでびっくりするような出来事に遭遇することもありました。また、カナダで周りの恋愛を見ていても、日本とは少し違うな…と思うことがいくつかあります。
そこで今回は、カナダでの恋愛スタイルについて紹介していきます。
もちろん、個人差はあるので「こういうパターンが多い」程度にとらえて下さい!!
出会いから付き合うまで
日本では、まずは友達になって、そこから恋愛へ発展していくことが多いと思います。
一緒に出掛けたりして、仲良くなって、そして、相手に対しての気持ちが特別な感情になれば告白をします。このように、友達→恋人となるパターンが見られますが(もちろん、一目惚れなどもありますが)、カナダでは多少異なります。
こちらも個人によって考え方は異なりますが、カナダ人の男性の多くは「友達から恋愛に発展する可能性は少ない」と言います。
恋愛対象と友達対象とでは、選ぶ相手が異なるのだそうです。
彼女にしたい子がいれば、まずはデートに誘い、最初から恋愛対象であることを意識した(させた)交流を行います。
また、日本のように「付き合ってください!!」みたいな告白から恋愛関係になることは少なく、デートを重ね→男女の関係になり→その後で「お付き合いする?」みたく話し合って決めることが多いです。
気持ちの伝え方
日本とカナダの恋愛面の違いを考えた時、気持ちの伝え方にも違いがあると感じました。
こちらも、日本人だろうとカナダ人だろうと個人差が大きく、ひとくくりにすることはできませんが、日本では恋愛だけではなく、全体的に「空気を読む」ことが文化として浸透しています。
一方、カナダで空気を読む人はそれほどいません。
雰囲気を察知して行動できる人もいますが、多くの人は現在の気持ちをはっきりと言葉で表現します。
相手に対する好意はもちろん、興味がない人からアプローチをされた時も、はっきりと言葉で表現します。そのため、カナダ人との恋愛は相手の気持ちがわかりやすいので、対応しやすいと言えます。
しかし、私たち日本人は空気を読むだけではなく、周りが空気を読むことを前提として無意識に行動していることがあるので、わりと恋愛面でのカルチャーショックは起こりがちです。
恋愛関係に限らず、友達関係においても、カナダ人とのお付き合いの際には、意見をはっきり伝えること、さらに意見をはっきりと言われること(悪気はない)、自分たちとは文化が違うことを強く意識しておきましょう。
また、恋愛に関しても(友人関係に関しても)文化が異なるため、誤解が生じる可能性があることを事前に伝えておくと、理解してもらいやすいです。
恋人は家族
カナダでは、恋人も家族と同じように扱います。
クリスマスやイースター、サンクスギビングになると家族が集まって一緒に過ごしますが、正式にRelationshipとして付き合っているカップルであれば、このような行事の時に、恋人=家族として扱われ、一緒に過ごします。
社会全体においても、恋人は家族と変わらない関係性だと思われているので、「風邪をひいた恋人の看病をする」と言って会社を休む人もいます。子供の看病、旦那の看病と同じで、さほど珍しいことではありません。
会社のクリスマスパーティーや友達の結婚式などにも、恋人を連れていく人がたくさんいます。
ただし、デートの段階では、まだ真剣なお付き合いではありません。家族と同じような扱いになるのは正式なRelationshipに発展してからになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本とカナダでの恋愛における文化の違いは、ここで紹介したことの他にもまだまだあります。ただし、何度も書いている通り、一人ひとりの性格や考え方が違うので、何とも言えません。
このような傾向がある…程度に覚えておくと、実際に恋愛する時に「え?まだ告白されてないけど」などと戸惑わなくて済むでしょう。
なお、多国籍文化のカナダには世界各地から移住してきた人たちが生活しています。
そのため、カナダ人と言っても、ルーツや文化、習慣が大きく異なるため、恋愛・結婚に関しても様々なスタイルがあります。
新しい友達や恋人ができた時には、その人がどんな文化を持っているのか?を知り、お互いの文化を尊重し合いましょう。