【カナダ移住体験談】カナダと日本:ミニマリズムの違い

カナダでも注目されているミニマリズム
最近、カナダでも「ミニマリズム」という言葉を耳にするようになりました。
2019年頃から「こんまり」さんの片付け収納が流行し、その後、自宅内を片付けるだけではなく、基本的な持ち物を減らす「ミニマリズム」が流行り始めました。
片付け収納からミニマリズムへ発展したのは、もしかしたらコロナ禍で自宅で仕事をする人が増えたことも要因の一つかもしれません。自宅で仕事をすることで通勤時間がなくなり、すきま時間ができるため、これまで手をつけることができなかった家の片付けに目が向き出したのでしょう。
それと同時に、自宅で効率良く仕事ができるように、自宅オフィスを作る人が増えたこともミニマリズムの流行のきっかけになったと思います。
YouTubeなどを見ていると、ミニマリズムに関する投稿が数多くあります。日本から発信されているもの、海外から発信されているもの、様々な投稿を見ていると、日本でのミニマリズムの捉え方と海外での捉え方が少し異なることに気づきました。
今回は、そんなミニマリズムの違いについてお話ししていきます。
ミニマリズム、ミニマリストの部屋
ミニマリズム、ミニマリストのYouTubeで見ていると、日本のミニマリストたちの部屋は、言葉の通り本当に「モノ」が少なく、部屋にはベッドだけ、リビングにはテーブルと椅子だけ、などの光景が多く見られました。
それに対して、海外の人が発信しているミニマリストのビデオを見てみると、スッキリとはしているものの、家具はそれなりに置いてあります。ベッドルームにはベッドの他に、収納棚や棚の上には花などが飾ってあることもあります。
リビングも同じく、スッキリとした印象ではありますが、壁には絵が飾られているなど、適度な装飾が見られます。様々なビデオを見ていると、この違いは、ただのセンスの違いだけではないことも分かります。
ミニマリズムの概念と目的
ミニマリストによるビデオを見ていると、話している内容からミニマリズムに対する考え方が違うことにも気づきます。
日本から発信されているミニマリズムのビデオでは、モノを減らすことで時間とお金の節約に繋がり、無駄を省くことで貯金ができ、目的のゴールに近づくことができるという内容が目立ちます。
一方、海外の特に英語圏の国では、そもそも「節約」の概念があまりないため、ミニマリズムを追求することにより、メンタルヘルスを整えることができる、という情報を発信している人が多く見られます。
そのような考え方が浸透していることもあって、海外のミニマリストの部屋は、スッキリとはしているものの、適度な家具や絵画、花などの装飾が施されているのでしょう。
日本と海外のミニマリズムの共通点を挙げるとすれば「モノを減らすことで時間を有効に使うことができる」という点でしょうか。
片付けに費やす時間が少なくなるため、自分の時間や家族と過ごす時間を増やすことができると考えられています。
まとめ
完璧なミニマリストになることができなくても、ざっと家の中を見渡して「これは絶対に使わないだろう」と思うものから処分していくだけでも、かなりスッキリします。
また、モノが減ると視界から頭に入ってくる情報をかなり制限することができます。頭に入ってくる情報を制限することで、頭が働きやすくなると言われており、これはスマホやパソコンの画面にも共通することです。
トップ画面に複数のフォルダが散らばっていると、効率良く目的のフォルダを探すことが難しいですが、フォルダを整理して、スッキリさせておくと簡単に目的のフォルダやファイルが見つかります。
スマホのお知らせ機能なども本当に必要なお知らせだけをオンにしておくと、気が散ることなく作業等に集中することができます。
春の大掃除を理由に、1日かけて不要なものを処分するだけでも、変化を感じることができるかもしれません。


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