【カナダ移住体験談】カナダでも新しいタイプのコロナが検出

手洗い

カナダの新型コロナ感染者

全世界を恐怖に陥れた新型コロナ。

パンデミックが終わって以来、カナダではインフルエンザと同じ扱いになり、感染する人はいるものの、当初に比べると多くの人から恐怖と不安が取り除かれています。

そんな中、2023年7月にデンマークで新しいコロナ『BA2.86』が検出され、新しいタイプのコロナが再び世界に広まっていくと予測されています。

バンクーバー新報の情報によると、BC州のフレーザーエリアでも、この新しい型『BA2.86』の初の感染者が報告されています。この感染者は、他の州への旅行歴がないにも関わらず、新しい型のコロナに感染したと記載されています。

「BC州ヘルスオフィサー」のボンニー・ヘンリー医師とエイドリアン・ディックス保健省大臣は、この新しいタイプのコロナウイルスがカナダで報告されることは、予測されていたことであり、BC州で暮らすへの感染リスクも変わっていないと述べています。

コロナ感染予防対策

新しいコロナの感染者が増えるにあたって、カナダではコロナの感染予防が再び注目されています。

現在、特別な規制はありませんが、以下のことを行って感染予防に努めるように言われています。

手洗い

手洗いはコロナに限らず、インフルエンザでも基本の予防対策で、様々な細菌や感染症を防ぐ効果が期待されています。

多くのウイルスは人や物を介して感染を広げていくので、定期的に手洗いをすることで、ウイルスの移動を最小限に抑えることができます。

また、料理をする前や食前、食べ物を触る前などにも手洗いを徹底することで、手についたウイルスが口から体内へ入ってしまうことを防ぐことができます。

流水だけでも、ある程度の除菌効果はありますが、やはり細菌をしっかりと落とすためには石鹸やハンドソープを使うことが大切です。

また、ぬるま湯でしっかりと濯ぎを行うことで、手についた細菌やウイルスを洗い流すことができます。顔などを触る癖のある人は外出後に洗顔もしておいた方が安心です。

公共の場所でのマスク着用

カナダでは現在、公共の場所でマスクを着用している人はごく少数です。

しかし、パンデミック前に比べて、マスクを着用しているからと言って、他人からジロジロと見られることはなくなりました。

むしろ、山火事で煙が充満していた時にマスクを着用する人が増えるなど、マスクへの理解が深まっています。

ただし「マスクをしたからといって感染予防になる」とは思っていない人も多く、現時点でマスクをしている人は少数派です。

ワクチンの接種

ワクチンに対しても、世界各国で賛成・反対意見が飛び交っていましたが、カナダでは現在でも同じ状況が続いています。

すでにワクチンを受けた人でも、副反応によって体調を崩した人も少なくないため、新しいタイプのコロナが流行しても、これ以上はワクチンを受けたくないという人が増えています。

ワクチンを受けることによって、万が一、コロナに感染した場合でも重症化することを抑えることができるとされていますが、カナダではワクチンに対する反対者(もしくは消極的な人)は以前よりも増えているように感じます。

カナダでコロナになったらどうする?

持病ナシなど重症化リスクが少ない場合

健康で持病などによる重症化リスクがない場合は、自宅で待機して症状が落ち着くまで待つように言われています。高齢者や持病などにより重症化する可能性がある人に限っては、薬が処方されています。

コロナかも…と思ったら、薬局でコロナのテストキットを無料でもらうことができるので、家族などに頼んでテストキットを入手し、自宅で検査します。このテストキットでは、コロナの型まで判断することはできませんが、感染しているかどうかは分かります。

症状が悪化しているなど、不安がある場合は811に電話をして必要な対応を聞きます。

診察が必要な場合

新型コロナに限らず、体調が悪く、呼吸ができないなどの症状が現れた場合は911もしくは病院に行く必要があります。

緊急ではないけれど、どうしたら良いかわからず、診察を受けたい場合は「Urgent Care」が設置されているので、そこに行って診察を受けることができます。

手洗い