【カナダ移住体験談】カナダの10月

公開日:2020.10.16

カナダの10月はどんな感じ？

カナダでは、10月になると気温がグンと下がり始めます。

季節としては秋ですが、10月下旬になると冬の予感さえします。気温は地域によって異なりますが、私が暮らすBC州の内陸部では、すでに雪が降ったところもあり、市内から見える山の頂点には雪が見られます。

寒くなるとビーチや水泳などの活動はなかなかできなくなりますが、紅葉が綺麗な季節でもあり、アクティブなカナダ人はまだまだ屋外活動を楽しんでいます。

今回は、10月のカナダでは、どのようなアクティビティーを楽しむことができるのか？を紹介します。

カナダBC州では、10月に紅葉のピークを迎えます。

街中はもちろんのこと、市内から見える山々の色も黄色や赤、オレンジに変わりつつあります。太陽の光を浴びた紅葉は特に美しく、光の加減によっては黄金のように輝く紅葉を見ることもできます。まさに自然の宝ではないでしょうか。

この季節になると、ドライブをしながら紅葉を楽しむ人やハイキングに行って紅葉を楽しむ人がいます。また、写真を撮ることが好きな人は、お気に入りのカメラを持って街中を散策します。

夏の暑さから解放された秋は、無理なく屋外での活動を楽しむことができるため、紅葉の中を散歩するだけでも、気分がリフレッシュされます。

カナダでは多くの家に暖炉があります。

夏が終わって涼しくなり始める9月頃から、暖炉を使い始める家が増え、住宅街を歩くと、ほんのりと暖炉の香りが漂ってきます。この季節は気温こそ下がりますが、太陽が出ていると暖かく感じ、ひんやりとした冷たい空気の中で浴びる日差しは、とても気持ちの良いものです。

庭に座って、秋の気配と暖炉の香りを楽しみながら、読書などをする人も多く見かけます。

また、暖炉を囲んで家族団欒の時間を持つ人もいます。外は寒くなりますが、「あたたかい」季節の始まりです。

10月のBC州は、まだ雪が本格的に降らないため、サイクリングを楽しみやすい季節です。

空気は冷たくなりますが、運動をするには最高の季節です。春は季節の境目で、雨が降ることも少なくありませんが、秋は晴れる日が多く、屋外活動を楽しみやすい季節と言えるでしょう。

サイクリングの途中でカフェに寄って、休憩をする人も見かけます。

多くの人がご存知でしょうが、10月31日はハロウィーンです。

そのため、10月になると、あちこちのお店やファームでパンプキンが売られています。パンプキンファームを訪れてパンプキン狩りやコーンメイズ（とうもろこし畑の迷路）、トラクターでのドライブなどを楽しむ人が増え、多くのパンプキンファームには動物がいるため、動物と触れたり、餌をあげたりすることもできます。

オレンジ色の大きなパンプキンを手に入れたら、ハロウィンに向けてパンプキンカービングを楽しむこともできます。ただし、パンプキンは一度カットしてしまうと長持ちしないため、なるべくハロウィン直前にパンプキンカービングをした方が良いでしょう。

今はまだ旅行でカナダを訪れることが難しいでしょうが、コロナ前から留学や仕事でカナダに来ている人のために、10月の服装についてもお伝えしておきます。

10月のカナダの写真を見ると、半袖＆サングラス姿で日差しの中を歩くカナダ人が多く見られます。写真で見る限りは暖かく見えますが、10月中旬を過ぎると気温がかなり下がり始めます。

ちなみに、今朝（2020年10月15日）の気温は、午前6時で7度、来週にはマイナス2度まで下がることが予測されています。

雪が降り始めるのは早くても11月ですが、今年は少し早く冬が訪れるのか、来週早々に雪の予報が出ています。

この季節は、雪の予報が出ても、実際には山の上に降るだけで、市内には降らないことが多いですが、気温は下がるので、冬服の準備が必要です。

また、カナダで生まれ育っている人は、慣れや感覚・肌質の違いなどで、寒さに強い傾向があります。日本人にとって、カナダの10月の気候は、東京の冬と同じくらいの寒さなので、外出の際にはジャケット等を忘れずに持ち歩くようにしましょう。

日中、日差しがある所では暑く感じることもあるので、温度調節をしやすい服装がおすすめです。