【カナダ移住体験談】カナダでペット=犬のトレーニング

カナダで犬を飼うこと

以前もお伝えしましたが、カナダで犬を飼い始めました。

最初は大変でしたが、犬のトレーニングをしっかり行ってから、とても快適に楽しく犬と暮らすことができています。

そこで今回は、トレーニングがどのように生活を変え、快適にしてくれるのか?を、実体験を交えながらお伝えします。

費用とトレーニング内容

まず、カナダで犬を飼う場合(日本でもそうでしょうけど)、保険や医療費、餌代など、コストの負担は避けられません。

健康診断や予防接種、病気になった時の治療費は日本より高いです。

ウチの場合も、餌代の他に、年に数回の健康診断や予防接種、フィラリアやノミ・マダニ対策の費用が掛かっています。

こうした費用を無駄にしないためにも、トレーニングは非常に有効です。

なぜかというと、トレーニングによって犬のストレスや問題行動を減らすことで、事故やケガ、家具の破損などのトラブルを避けることができ、結果的に医療費の節約に繋がるからです。

例えば、家の中で吠える癖や甘噛み、家具をかじるなどの問題行動は、トレーニングで大幅に改善できます。

特に「Sit(おすわり)」「Stay(待て)」「Come(おいで)」などの基本コマンドは、毎日の生活の中で大活躍します。

散歩のときに呼び戻しができれば、広い公園や人の多い場所でも安心ですし、予期せぬ事故を防ぐこともできます。

また、他の犬や人に対する社会化を早い段階で行うことで、ドッグパークやカフェなど公共の場所でも落ち着いて過ごせるようになります。

厳しい冬を犬はどう乗り切る!?

カナダの冬は、日本の冬よりも寒さが厳しい地域も多く、雪や氷の上での散歩は犬にとっても飼い主にとっても、かなりの負担になります。

我が家のヨークシャーテリアも最初は寒さに震えて散歩が大変でした。しかし、トレーニングを通じてリードの操作や「歩くスピードの調整」を教えることで、無理なく散歩できるようになりました。

また、犬の服やブーツを活用すれば、寒さ対策にもなります。服を着せると犬自身も安心して歩けますし、雪が足につくのを防ぐことで、足の冷えや皮膚トラブルも防げます。

トレーニングの成果

トレーニングを受けることで、犬自身のストレスも減ります。

ルールや期待される行動が分かると、犬は安心して生活できるようになると言われています。犬の精神的な健康は飼い主との信頼関係の構築にもつながります。

ウチの犬も、トレーニングを始める前は来客時に吠えたり興奮しやすかったのですが、今では落ち着いて挨拶できるようになりました。

家の中が静かになるだけで、生活の質が格段に上がります。

また、安心して外出できることも飼い主にとって大きなメリットです。特にカナダの都市部では、公共交通機関やカフェなど犬と一緒に行ける場所が増えているので、トレーニングの恩恵を日常で実感できます。

トレーニングの方法は様々ですが、カナダでは個人宅でのセッションやグループレッスン、さらにオンラインレッスンまであって選択肢が豊富です。

私の場合、最初はグループレッスンで他の犬と接する練習をし、その後は家庭での実践を繰り返しました。基本的なコマンドの習得に加えて、散歩時の安全管理や公共の場でのマナーも学べるので、犬との暮らしがより安心で楽しいものになります。

もちろん、トレーニングを受けるには費用と時間がかかりますが、長期的に見れば医療費や家具の破損、近隣トラブルなどのリスクを減らすことができるため、コストパフォーマンスは高いと感じます。

カナダは自然が豊かで広い公園も多いため、トレーニングをして呼び戻しができる犬と一緒に過ごす時間は格別です。

安心して広場を走らせることができるのは、トレーニングをしてきたからこそ味わえる喜びだと思っています。

まとめ

犬のトレーニングは単に「しつけ」だけでなく、生活の快適さ、安全性、犬の精神的健康、そして飼い主との信頼関係を向上させるものだと実感しています。

私自身も、トレーニングを始めてから毎日の生活が格段に楽しくなり、犬との時間をより豊かに感じるようになりました。

カナダで犬を飼おうと考えている方は、トレーニングを検討してみることをおすすめします。犬との生活が快適になれば、雪の日も寒さの日も、犬と一緒に過ごす毎日がもっと楽しく、充実したものになるはずです。

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