【カナダ移住体験談】ペットの医療費が高い!

カナダでのペット保険

カナダに移住してから気づけば既に20年が経ちました。

最初の頃は文化の違い、生活習慣、さまざまな制度の仕組みなど、何をするにも驚きの連続でしたが、長く暮らすうちに少しずつ慣れていき、今では日常生活の中で戸惑うこともほとんどなくなりました。

それでも、どんなに長く住んでいても、初めてのケースに遭遇すると驚くことがあります。今回、私はペットの医療代について、それを思いました。

「カナダでペットを飼うなら、ペット保険は絶対に入っておいた方がいい!」

これは声を大にして言いたいです。

動物病院の治療費の高さは日本にいた頃の感覚とはまったく別世界です。ペットを家族として迎える人が増えている今だからこそ、多くの方に知っておいてほしいと感じています。

カナダの医療費はペットも高い!

カナダでは人間の医療は公的保険でカバーされるため、病院に行っても診察料が無料であることがほとんどです(診察する科や内容によって異なりますが)。

そのため、大病でもしない限り医療費の負担は日本より軽いと、私は感じています。

しかしペットの場合はまったく別で、診察だけでも数百ドルかかることがあり、血液検査、レントゲン、点滴、薬代などが加わると簡単に1,000ドルを超えてしまいます。

2026年1月29日現在のレートでは、1,000ドル=113,260円です。

さらに夜間などに緊急対応をしてもらうことになれば、さらに医療費は高くなり、飼い主にとって金銭的にも精神的にも大きな負担になります。

ペットを家族として迎え、いざ治療が必要なときに医療費が原因で処置を迷ってしまうことは本当に辛いものでしょう。

ここからは私の体験談を書いていきます。

動物病院へ

我が家には小さなヨークシャーテリアがいます。毎日一緒に暮らしていると家族そのもので、癒しをくれる大切な存在です。

その愛犬が先日、急に体調を崩しました。症状は下痢と嘔吐。

最初は少し様子を見ようかとも思ったのですが、時間が経つにつれてぐったりして元気がなくなり、食欲も落ちてしまいました。

小さな体で苦しそうにしている姿を見るのは本当に辛く、「早く診てもらわないと!」と不安が一気に押し寄せ、すぐに動物病院へ連れて行きました。

カナダで動物病院にお世話になるのは今回で3回目でしたが、ペットの体調不良は本当に突然起こるため、そのたびに飼い主として焦りと心配が押し寄せます。

ペットは言葉で症状を説明できないからこそ、早めに診てもらうことが大切だと思います。

ペットインシュランス(ペット保険)

私を救ってくれたのはペットインシュランス(ペット保険)です。

我が家では月68ドル(約7,700円:2026年1月29日レート換算)の保険料を支払ってペット保険に加入しています。

最初は「毎月68ドルは高いな」と思ったこともありました。何も起こらない時はムダに感じた時期さえあります。

しかし、実際に動物病院を利用するたびに保険が適用され、3度目の今回を含めて、これまで保険で受け取った金額の合計は1700ドル(約192,627円:2026年1月29日レート換算)です。

言い方はおかしいかもしれませんが、この時点で元が取れており、もし入っていなかったらこの金額はすべて自己負担だったと思うと本当にぞっとします。

保険に入っていることで、医療費を理由に躊躇する心配がなく、すぐ病院へ連れて行けます。治療費の心配が減るだけでなく、「この子のために最善の判断ができる」という精神的な支えにもなっています。

ペット保険加入の注意点

ただし、ペット保険に加入する際に注意してほしい点もあります。

それは保険金を受け取る条件を必ず確認しておくことです。

保険には待機期間が設定されていて、加入してすぐには使えない場合があります。また、一度保険を使った後、次に使えるまで待機期間が発生するプランもあります。

「いざという時のために入ったのに条件のせいで支払われなかった」とならないよう、契約内容をしっかり読んでおきましょう。

補償の範囲や自己負担額、毎年の更新条件なども保険会社によって異なるため、事前に比較して選ぶことをおすすめします。

カナダでペットと暮らすなら、安心のためにもペット保険は絶対に検討しておいた方が良いと、20年住んできた今でも心から感じています。

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