【カナダ移住体験談】コロナワクチンの副反応の体験談

ワクチン(ファイザー)1回目

カナダではファイザー、モデルナ、アストラゼネカのコロナワクチン接種が行われています。

私が1回目のワクチンを受けたのは2021年の5月、フロントラインに当たる仕事をしているため、一般の人よりも少し早く受けることができました。

とは言っても、日本の医療従事者がワクチンを接種した時期よりも少し後でした。

ファイザーの副反応として、腕の痛み・発熱・関節痛・頭痛・倦怠感などが挙げられています。もちろん、副反応には個人差があります。カナダでは(日本でも同じかもしれませんが)、咳や鼻水などの症状は副反応とは関係なく、コロナや風邪などのウイルスに感染している可能性があるため、このような症状が出た場合は、自己隔離をするように指導されています。

私がワクチンを予約したメールでは「アストラゼネカを受ける」と書かれていたのですが、会場に到着すると「今日はファイザーしかないから、ファイザーね」と言われて、ファイザーに変更されることになりました。

受けて少ししてから、軽いめまいが始まり、数時間した頃から、関節痛と38度前後の発熱&倦怠感がありました。

インフルエンザに似た症状でしたが、私の場合は、翌日の朝には軽く倦怠感が残っていただけで、熱は下がっていました。このような副反応を経験している人は少なくないようです。

ワクチン(ファイザー)2回目

ワクチン2回目の時には、予約のメールで「ファイザーもしくはモデルナから選ぶことができる」と書かれていましたが、会場に到着すると、またも「今日はファイザーしかないから」と言われて、ファイザーを受けました。

1回目で軽いインフルエンザのような症状が出ていたので、今回も同じような感じだろうと思っていました。ワクチンを受けた直後も前回と同じような感覚で、数時間後には発熱・関節痛・倦怠感が始まりました。

しかし、2回目の副反応は相当しぶとく、私の場合は、39度前後の発熱が1週間以上続きました。

解熱剤を飲むと、一時的に熱は下がるのですが、薬が切れるとすぐに39度まで上がる繰り返しで、このまま症状が治らないのではないか?と思うほどでした。

痺れを切らしてファミリードクターに連絡をすると、まずはコロナの検査を受けることになり、陰性だと分かった後、血液検査に回してくれました。血液検査の結果で、赤血球の数が減っていたこと、鉄分の値が低かったことなどが判明し、要するに「体が貧血の状態」になっていると言われました。

ワクチンが原因で貧血になったのか、それともワクチンを受ける前から貧血気味だったのか。

これについては分かりませんが、貧血状態を改善するために、鉄分を飲み始めてから、すぐに体調が回復しました。

現在、体調こそ回復していますが、ワクチン接種から3週間が経過しても、腕のかゆみは残っています。

ワクチン前後に気をつけること

ワクチン接種の前日は、十分な睡眠と栄養バランスを意識した食事で、体調を整えておくことが大切だと言われています。また、ワクチン接種後も、過度な運動は避け、副反応が落ち着くまでは安静に過ごすように呼びかけられています。

ワクチンの副反応には個人差があり、腕の痛みのみで、ほとんど何も感じない人もいれば、10日前後、熱や頭痛など何かしらの症状に悩まされる人もいます。副反応が心配だから…と、ワクチンを躊躇している人もいます。

それぞれの事情があるので、一概にワクチンを推奨するつもりはありませんが、カナダの新規感染者やコロナの感染者の体験談なども見る限り、感染者のほとんどはワクチンを接種しておらず、重症化してる人や亡くなられた方の多くもワクチン未接種者です。

2回のワクチンを受けても、コロナに感染する可能性はありますが、万が一、コロナに罹ったとしてもワクチンを接種していれば、症状が軽く済むと言われています。

1人でも多くのワクチン接種希望者が、ワクチンを受けることができれば、終息の目途も立ってくるでしょう。アレルギーの問題などもあり、必ずしも全員が打たなければならないと強制されるものではありませんが、カナダではワクチン未接種者に対する対策が、これから始まると予測されています。

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