【カナダ移住体験談】カナダのレストランは今・・・
カナダのレストランが再開
カナダでは、3月中旬からロックダウンに入り、レストランの営業が閉鎖されていました。
しかし、感染者数の減少に伴い、5月から少しずつ規制が軽減されつつあります。現在、レストランではソーシャル・ディスタンスを徹底することで、営業が許可されるようになりました。
店内に入る顧客の人数を制限すること、テーブルの距離が2メートル以上空いていること、などが営業の条件となっています。
ソーシャル・ディスタンスが難しい場合は、テイクアウト限定の条件で営業が認められているレストランもあります。
レストランの中には、このような状況の中でも売り上げを確保するために、ソーシャル・ディスタンスを徹底した接客とテイクアウトの同時進行で経営しているところも少なくありません。
レストランの新しいスタイル
カナダのレストランは、これまで弁当などのテイクアウト、もしくは店内での飲食のどちらかでした。
しかし、新型コロナウイルスによって、レストランの営業が規制されるようになったこと、そしてレストランに足を運ぶ人の数も減少しているため、新しいスタイルで提供しているお店も増えています。
例えば、レストランが開始した新しいサービスの1つに、材料とレシピの販売があります。自宅でシェフの味を再現できる料理キットには、全ての材料が含まれており、他に買い物をしなくても、美味しい食事を作ることができます。
また、テイクアウトのように、すぐに食べる必要もないので、必要に応じて冷凍や冷蔵保存をすることもできます。「いつでも温かい状態で本格的な料理が食べられる」と好評で、従来のテイクアウトとは違った価値観が生まれつつあります。
私はまだ利用したことがありませんが…、近いうちに試してみようと思います!
公園で飲酒ができる!?
カナダでは、ライセンスを持ったパブやレストラン、または自宅のみでしかお酒を飲むことができません。どこでも自由にお酒が飲める日本と比べると、かなり厳しい規制が設けられていましたが、現在ではパブやバーなどの多くは店内での飲食ができません。
このような状況を考慮して、2020年6月1日にノースバンクーバーで行われた市会議で、ノースバンクーバーの一部の公共の場所に限って、飲酒が認められることになりました。
ただし、特定の場所であればいつでも飲酒できるのではなく、飲酒が許可される時間は午前11時~午後9時までと決まっています。また、公共の公園の場合は、遊具や保育施設の近くでは飲酒が禁止されており、20メートル以上は離れることも必要とされてます。
公共の場所での飲酒が認められているのは、ケベック州を除いては、ノースバンクーバーが初めてです。また、この影響を受けて、他の市でも公共の場所での飲酒が認められるようになるのでは?と期待を持っている人も少なくないようです。
公園でお酒が楽しめるようになると、来年の春は、日本式のお花見などもできるようになるかもしれません。
ダウンタウンのお店も再開
新型コロナの影響により、いつもなら人が集まって賑わうダウンタウンの商店街も閉鎖されていました。
しかし、今年の夏に限っては、車両の侵入を禁止して、人々がソーシャル・ディスタンスを取りながら歩行する事ができるようにするとのことで、商店街が再開する発表されました。
自動車で移動する人にとっては、少し不便に感じるところもあるかもしれませんが、1ブロック先に駐車をすることで、ダウンタウンの商店街にアクセスできるようになります。
日本でも「ゲームセンターやカラオケボックスなどが営業を再開し始めた」と、ネットのニュースで読みましたが、カナダでも自宅で過ごす時間が極端に増え、ストレスが溜まっている人も多いため、商店街の再開はとても嬉しいニュースとして報じられています。