【カナダ移住体験談】今年カナダで流行っているウイルスは?

今年カナダで流行っているウイルス
現在、我が家では家族全員が風邪をひいています・・・。
この季節になると、流行するウイルスに関しての情報を目にする機会が多く、それは今年も例外ではありません。ニュースやSNSで話題になる度に健康管理について考えさせられます。
その一方で、日本とカナダでは感染症対策の仕方や季節の過ごし方が異なります。
今年も改めて、その違いを実感しました。
今年のカナダはWで流行中
現在、カナダで特に話題になっているのは、RSウイルス(呼吸器合胞体ウイルス)とインフルエンザのダブル流行です。
この時期、子どもたちの間で広がりやすいこれらの感染症は、学校や保育施設で一気に拡散します。私が住む地域でも、ニュースで“アウトブレイク”(集団感染)が報じられることが多く、保護者たちは必死に情報収集をしています。
日本でも特に北の方は似たような状況でしょうが、カナダの冬は日照時間が短く、気温が氷点下になることも多いため、屋内で過ごす時間が増えます。
このような環境下では、どうしても空気が乾燥しやすく、ウイルスの拡散が助長されると言われています。外は寒いですが、窓を開けるなど、こまめな換気が必要です。
対策における文化の違い
カナダと日本では、感染症対策における文化的な違いがはっきりと見られます。
例えば、日本ではマスクが日常的に使われていますが、カナダでは今でも「マスク疲れ」という言葉が聞かれるほど、マスクをする習慣が根付いていません。
一方で、ワクチン接種に対する意識は高く、多くの人がインフルエンザの予防接種を受けています。
また、学校では感染症対策として教室の換気を重視しており、どんなに寒い日でも窓を開けたり空気清浄機を使用します。
日本のように「うがい」の習慣はありませんが、学校などで子供たちは頻繁に手を洗うように指導されています。
また、公共施設や病院では感染予防策として、無料で使える消毒液が設置されています。
家庭での対応と心がけ
私の家庭では、子どもがいるため特に注意をしています。
学校から帰宅したら真っ先に手洗い、そして衣類の着替えを徹底しています。今年はビタミンDや亜鉛などのサプリメントを取り入れることで、免疫力を高める工夫をしています。
その他にも、定期的に家の湿度をチェックして、加湿器を使用するようにしています。特に夜間は寝室の湿度を上げることで、家族全員が快適に眠れるように心がけています。
近所のスーパーでは、ハンドサニタイザー(手指の消毒液)がよく売れており、常備している家庭が多いようです。
子どもが少しでも体調を崩すと、すぐ医療機関に相談する家庭も増えていると聞きます。私自身もオンライン診療を利用して、必要に応じて薬を処方してもらうことがあります。ファミリードクターによっては、電話で相談して処方箋をもらうことが可能です。
まとめ:情報を活かして安心な冬を
流行するウイルスに対する不安は尽きません。それは、日本でもカナダでも同じでしょう。
ただ、日本とカナダでは文化や習慣が違ったり、住む地域によって湿度などに大きな差があったりもするので、そこでの最適な方法をチョイスすることが大切だと思います。
特に子どもがいる家庭では、感染症対策が大きな課題ですが、家族全員で協力して対策を取ることで、安心して冬を過ごすことができます。
若干、風邪気味の私ですが、今年もウイルスに負けず、元気に過ごせるよう引き続き注意を怠らないようにしたいと思います。